2019年6月12日 (水)

教育,カタリ場

市役所新規採用職員向けに、カタリ場研修を実施!

益田市では、市内の小中高生を対象に「益田版カタリ場」と呼ばれる授業を行なっています。これまでの偉業を成し遂げた方による講演のような形ではなく、地域の大人と子どもが1対1でお互いの人生を語り合いながら、これからの生き方を考えていく授業です。

さて、そのカタリ場への参加と事前の研修を、益田市役所では現在新規採用職員を対象にした職員研修としてに位置付けて行なっています。

この度、2019年4月に市役所に入ったばかりの職員を対象に、これまでの「人生を振り返り、語る」という研修を行いました。

最初から自分の生き方を語れる人はいません。
だからこそ、語る練習が必要なのです。

新たな心持ちで市役所に入ってきた職員は「これから何が始まるんだろう」とドキドキしている様子でした。

研修はまず自分のこれまでの人生を振り返る「人生グラフ」を作成することから始まります。

人生グラフはただ単純に何をやってきたかだけではなく、その当時どんなことがあり、どういった気持ちだったのかなど感情的な面を重視して書くものです。
だれ一人として同じ家庭環境、人間関係はありません。嬉しかったことや楽しかったことだけではなく、悩みや苦しかったことなども振り返ります。

職員は真剣な表情で、それぞれの人生を振り返りました。
その後は、人生グラフを元に、人生のあるエピソードを元に子どもたちへのメッセージを伝える「人生紙芝居」を作成しました。文字だけではなく、絵なども書いてそれぞれ工夫して取り組んでいました。

最終的には、出来たばかりの人生紙芝居を職員同士で語り合いました。
この時に重要なことは、ただ一方的に語るだけではなく、相手の人生を「聞く」ということです。
同じ職場にいても同僚のこれまでの人生を聞くという機会は少ないと思います。
職員たちは慣れないながらもこれまでの人生を勇気をだして語り、聞くほうも真剣な表情で聞いていました。

語り合ったあとある職員が、「普段周りの人にも話したことないことを話したのでとても緊張したけど、スッキリしました」と話していました。

文責:社会教育課

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2019年6月12日 (水)

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