10月23日、益田市立横田中学校で益田版カタリ場が開催されました!
益田版カタリ場とは、
・地域の大人と子どもが1対1の対話を通して、これから「どんな大人になりたいか」を考えるライフキャリア教育のモデル授業。キャリア教育だけではなく、地域で気軽に話せる大人を増やす繋がりづくりという狙いもある。
・「認定NPO法人カタリバ」が開発した「カタリ場」プログラムを、2015年より益田市と連携して開発した益田版の対話プログラム
・2020年現在、市内ほぼ全ての小・中・高校で導入されている。
(益田版カタリ場についての詳細は下記の記事をご覧ください。)
横田中学校がある西益田地区は人口が4000人弱と、益田市の中山間地域の中では最大規模の人口を誇ります。そのため若者の数も相対的に多いことが特徴です。
カタリ場に参加する大人の方を選ぶ際、豊田・西益田公民館の職員さんたちは、「20代の若い方にカタリ場に参加して欲しいな!」と強く思っておられました。そこで、公民館長さんや主事さんが、若い方を中心に声をかけました。
その結果、20代の方7名を中心として、10代から40代までの方総勢16名の方が、カタリ場に参加することになりました。
まず、10月13日夜に、カタリ場に参加してくださる方向けの事前打ち合わせ会がを行いました。カタリ場に向けての準備として集まっていただきましたが、雰囲気はまるで横田中学校の同窓会です!久しぶりの再会に、打ち合わせ会終了後食事に行かれた方もおられたとか!
(打ち合わせ会にご参加いけなかった方には、カタリ場を担当する一般社団法人ユタラボの職員が個別に参加者の方にご説明しました。)

また、今回、班の大人以外に、「子どもたちに人生紙芝居をやってみたい!」と名乗りを挙げてくださった方がおられました。市内のクリニックで看護師をしている石川優子さんです。

石川さんは、看護学校時代のアルバイトがきっかけで、「都会でチャレンジしたい!」と単身大阪に飛び込み、大阪で看護師をされてから、西益田に帰ってこられた方です。「人生は一度きり。一歩踏み出してみよう!」というメッセージを紙芝居に込められました。
そしてカタリ場本番当日!中学2年生32名と、西益田地区の大人16名が、1:1で110分間、語り合いました。中学生にとっても参加された大人にとっても、「これからどんな人になりたいか」を考え、「もっとチャレンジしたいみたい!」と火が付くきっかけになったのではないかと思っています。


今回参加された生徒さん、大人の皆さん、準備に協力してくださった公民館のみなさん、学校の先生方、本当にありがとうございました。
カタリ場で生まれた繋がりは今後も続いていくことでしょう。

取材:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー
文責:益田市教育委員会社会教育課