2020年10月1日 (木)

おしらせ,おしらせ

「石見の小さな酒蔵プロジェクト」始動!

新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛によって飲食店に影響がおよび、さらに飲食店に納める生産者等にもその影響は及んでいます。
その中で、『石見の小さな酒蔵プロジェクト』という新たな取り組みにチャレンジする右田本店の右田隆常務取締役に取材しました。

取材した右田隆さん

~新型コロナウイルス感染症の影響による現状~

様々な「お酒」の楽しみ方が広がっており、全国的にも日本酒の消費は、年々減少傾向であり、酒蔵の数も減少しています。そうした中で、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、売り上げは大きく下がりました。
しかし、地域の文化と食。食とお酒は欠かせません。
そのため、以前から益田家に残る古文書等から毛利氏へ振る舞った食の再現「中世の食プロジェクト」も、そうした想いから始めました。
伝統を守りつつ、時代にあった酒造りはもちろん、情報発信も含めて様々な取組にチャレンジしています。

小さな酒蔵プロジェクトについて

県内にも多くの酒蔵の仲間が頑張っており、酒造組合として、「しまねの酒」とPRしています。
また、地元のYouTuber「島根きんちゃいTV」も、県内の酒蔵と連携して「あまびえラベル」のオリジナル清酒を販売し、売り上げの一部を新型コロナウイルス対策に寄付するなど、新しい動きが広がっています。

島根きんちゃいTVの取り組み

こうした取り組みが広がっていく中で、県全体から石見地域に特化した新たな取り組みを行いたいとの思いから、桑原酒場(益田市中島町)と財間酒場(津和野町)と右田本店の酒蔵3社が中心となって、新たに「石見の小さな酒蔵」というブランド作りを行い、適切な規模で、継続的な売上が期待できるファン(消費者、販路)作りを行うこととしました。
この活動は、以前ビールメーカーに勤務されており、交流のあった上野英雄さん(広島市在住)らによる、「小さな酒蔵未来経営研究会」の発案であり、アドバイスを貰いながら進めています。

石見の小さな酒蔵セット~今後の取り組みについて~

第1弾の取り組みとして、10月1日(日本酒の日)から、アンケートを添えた「石見の小さな酒蔵セット(4合瓶3本入り)」をオンラインにて販売します。※購入はこちらから!!
アンケートでは、日本酒の消費拡大や石見地域の活性化に繋がるアイデア等を頂く予定であり、回答して頂いた方を対象とした「石見の小さな酒蔵ツアー」も計画しているところです。
今後も、第2弾、第3弾を企画していきたいと思っています。
今回は、この3つの酒蔵でしたが、他の石見地域の酒蔵さんと第2弾以降はやっていきたいと考えています。
お酒に限る話ではありませんが、1602年から代々お酒造りを行ってきた身である私は、これまで培ってきた歴史、地域の食文化をこれからも守り続けていきたいと思っていますし、そのためにも、新しい時代に対応した在り方に変化し続けなければいけないと感じています。

文責:益田市産業支援センター/人口拡大課

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2020年10月1日 (木)

おしらせ

「飲食店の状況」・「お客様へメッセージ」〜取材を通して感じたこと〜

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