2022年2月7日 (月)

益田のひとづくり教育,高校生

土木の魅力を中学生へ ~地域のミライのために~                             高校生×農村の多面的機能維持活動

農村には、農作物の生産以外にも、灌水機能による災害防止や、自然環境の保全、美しい景観の形成など、様々な機能(多面的機能)があります。

その多面的な機能を維持するために、地域の農業者や住民の皆さんは、水路の清掃や、法面の草刈りなど、協力して取組みをしておられます。

益田翔陽高校では、令和2年度から、高校で農業土木を学ぶ生徒さんが、自らの高校での学びを地域で生かす、地域課題解決の一貫として、地域の組織と協働で、農業用水路の修繕等の活動をしています。

高校での学びを、実際の農地で活かすことで、自分たちの学びの深まりや成長に加え、地域の課題の解決にもつながる活動となっています。

令和3年度からは「自分たちの学び+地域貢献」に加え、農業土木の魅力を下の世代(中学生)に伝えることで、農業土木に興味を持ってもらう「ミライの担い手づくり」の活動を行いました。

第1回目は、高校生が中学校に出向き、土木の重要性や災害との関係、魅力について、パワーポイントやタブレットを使用し、授業を行いました。

第2回目は、中学生を高校に招き、建設機械の操作や、コンクリートの作成等の体験を行いました。

第3回目は、実際に市内の農地に出向き、高校生の指導の下、農業用水路の修繕を行いました。

地元組織に対しては、現地調査や修繕箇所の選定、使用資材の相談等、打ち合わせを重ねながら進めていました。

地域の組織や行政、地元企業と、たくさんの大人たちと調整しながら、中学生へレクチャーも行うといった、高校生にとって大きな経験、学びになった取組みとなりました。

また中学生にとっても、学校では経験できない学びに加え、自分たちが数年後に進む高校生が頑張っている姿を見て、いろいろ教わることで、数年後の自分たちの姿が想像できる、良い経験になったと思います。

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文責:益田市農林水産課

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2022年2月7日 (月)

益田のひとづくり教育,高校生教育,カタリ場生きがい

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