2020年10月15日 (木)

益田のひとづくり仕事,働くひと生きがい

毎日が新たな挑戦

大一水産有限会社 寺井智啓(左) 野村義明(右)

野村さんは奈良県からIターン、寺井さんは愛知県からUターンで益田市へ。
現在、大一水産有限会社で働く2人にお話を伺いました。

目次
1.漁業に興味を持ったきっかけは?
2.益田市で漁業の仕事をしようとしたきっかけは?
3.益田市で漁業をするにあたってやりがいを感じる瞬間や大変なことは?
4.地元の学生へ伝えたいことは?
5.今後の目標は?
6.さいごに

「漁業に興味を持ったきっかけは?」
野村:小さい頃から釣りが好きで、テレビ番組に出ていた漁師さんがかっこいいと思っていたこともあり、将来は漁師になりたいという思いがありました。
寺井:子どもの頃から浜田市三隅町に住んでおり、日常の中で海と触れ合う機会が多くありました。愛知県で働いていましたが、地元に戻り、漁業に携わりたいという思いがありました。

「益田市で漁業の仕事をしようとした理由は?」
野村:高校を卒業して、奈良県で介護士として働いていましたが、小さい頃からの夢であった漁師になりたいという夢を捨てきれませんでした。父が益田市出身ということもあり、益田市で漁業に携わることにしました。
寺井:もともと愛知県で働いていましたが、地元に戻って働きたいと考えており、ふるさと島根定住財団に相談しました。大一水産有限会社が若い人材を求めたいたタイミングと重なり、仕事を始めることになりました。

「益田市で漁業をするにあたってやりがいを感じる瞬間や大変なことは?」
野村:魚がたくさん獲れたときはすごく嬉しいです。奈良に住んでいたときは子どもが全く魚を食べなかったけど、益田に来てから魚を食べてくれるようになったのも、こっちに来て良かったと思う点ですね。ただ、毎日身体を使う仕事ですので、身体的には大変だと感じることもあります。
寺井:同じく、魚が多く獲れたときは嬉しいですね。自然が相手ということもあり、漁獲量が少ないときがあるからこそ、多く獲れたときの達成感は大きいです。大変なことは、台風などの災害が来たときの対処です。でも、こういった作業をみんなで協力してやるからこそ、漁に出て魚が多く獲れたときはやりがいを感じますね。

                            写真:寺井智啓さん

「地元の学生へ伝えたいことは?」
野村:私自身が小さい頃から漁師になりたかったというように、益田の学生でもこのような思いを持っている子はいると思うんですよ。そのような学生にはぜひ漁師を目指してもらいたいと思いますし、漁師を志望する子が、益田で漁師として働けるような環境づくりを私たちがしていきたいです。

                                  写真:野村義明さん

寺井:益田の魚は非常においしいということをもっと知ってほしいです。日本海で獲れる豊富な種類の魚を普段から食べられることは素晴らしいこと。おいしい魚を食べるということから魚、海を好きになってもらい、そこから漁師に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

「今後の目標は?」
野村:自然豊かで様々な種類の魚が獲れるということを発信して、もっと益田の名前を売っていきたいです。また、浜田の水産ブランド「どんちっちアジ」のようなブランド化を益田の魚でもやっていけたら、益田の水産業の発展にもつながると思います。
寺井:今与えられている仕事を日々積み重ね、より難易度の高い仕事をこなせるように成長していきたいです。将来の夢は船長になることですね。

さいごに
「人口が少なく、漁師も少ない益田市の漁業を発展させていくためには、益田市で唯一、法人として漁業に取り組む大一水産有限会社ががんばっていかないと」と熱く語っていたお二人。日々環境が変化する海で漁をすることは、毎日が新しい仕事に挑戦しているようで、大変なことも多くあるが、毎日が楽しいとお話されていました。
益田市の漁業を担う大一水産有限会社で働く野村さん、寺井さんの今後の活躍に目が離せません!

              文責:農林水産課
              協力:一般社団法人 豊かな暮らしラボラトリー

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