2022年2月2日 (水)

益田のひとづくり教育,高校生

食べて学んで 益田の農を支えるミライのひとづくり                       ~ますだ食と農プロジェクト 益田翔陽高校の挑戦~

益田市農林水産課では「ますだ食と農の基本計画」に基づき、広く市民の皆さんが、農に興味を持ち、市全体で益田の農を支えていただけるよう、様々な世代に向け、食と農の理解の増進や、農業の楽しさに触れるための活動作りをしています。 

その中で、ミライを担う子ども世代に対しては、産地見学や農業体験に加え、地元食材しっかり食べることや、農に関わっている人との交流により、益田の農に理解を深める働きかけをしています。

今年度、市内にある、農業や工業、食品科学や福祉を学べる複合型専門高校、益田翔陽高校との連携により「ますだ食と農プロジェクト」と題して、翔陽高校で生徒さんたちが育てた農産物(米、じゃがいも)を学校給食に提供する取組みを行いました。

お米については、「安心安全な食」を目指し翔陽高校が取組んでいる、農薬や化学肥料を使用せず、合鴨農法を取り入れ、また島根県の定める生産工程管理基準上位認証(美味しまね認証ゴールド)を取得したお米を提供しました。

合鴨研究班の高校生
おいしい翔陽米が出来ました!

じゃがいもについては、翔陽高校の生徒さんや校長先生、給食関係者である栄養教諭さんや給食調理員さん、市からは山本市長が参加し、関係者全員で協力して作付けを行ったじゃがいもを提供しました。

頑張って植えるぞ!
山本市長も高校生に植え方を教わりました。

提供に際しては、ただ小中学生が給食を食べるだけではなく、高校生自らが小学校に出向き、自分たちの取組みや、安心安全な食の重要性、様々な人が給食に関わっていること等を小学生に伝え、高校生が訪問できなかった小中学校には、DVDによるメッセージを発信しました。また全児童生徒に給食だよりによる取組の情報発信を行いました。

給食だより〈翔陽米〉
給食だより〈じゃがいも〉
小学校での授業 みんな真剣に聞いてくれています
小学校での授業 全部で3つの小学校を訪問しました

今、自分が口にしている作物を実際に作った高校生が目の前にいて、給食を食べながら対話による交流をすることで、安心安全な食の重要性等の学びに加え、高校生が意欲的に農に関わっていることや、農業を学べる高校が身近にあることを知り、より小中学生に対し農に対する深い意識付けが行われたと考えています。

また高校生は自分たちの高校での学びを小中学生にアウトプットすることで、自らの学びの深まりや、人としての成長がみられた取組みとなりました。

これからも益田翔陽高校等との連携により、益田の農を支えるミライのひとづくりにつながる取組みを広げていこうと考えています。


facebookページ「益田市農林水産課」にて、益田市の農業情報を発信しています。

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文責:益田市農林水産課

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