2020年10月28日 (水)

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10月12日 明誠高校キャリアサポート×匹見中学校カタリ場

 益田市内の公民館18館と益田市教育委員会、益田永島学園明誠高等学校(以下「明誠高校」)と連携した、「キャリアサポート」が行われています。高校生が、半年かけて地域に出向いてどっぷり地域に浸かりながら、地域のために出来ることをやっていく、「半年間の高校生×地域活動プロジェクト」です。

【半年間の高校生×地域活動プロジェクト とは?】
・2019年より開始した事業
・明誠高校の授業の一環(課題探究型授業「キャリアサポート」)
・生徒約80人が4-5人のチームに分かれて各地域18地区を担当する
・半年かけて9回程度訪問(5月頃-11月頃)
・地域のことを学びながら、生徒が自分たちでも出来る地域貢献活動を行う
・各回の訪問時間は、公民館との協議の上で決まる(半日から終日)
・明誠高校、益田市教育委員会、市内公民館、 ユタラボによる協働事業

 その中で、匹見上地区で活動している高校生4名は、地域の様々な名所を巡ったり、小学校の生徒と一緒に竹灯籠を作ったりと、地域の魅力にどっぷりとつかってきました。

8月に匹見

 その中で、「もっと地域の子どもたちと交流してみたい!」という思いから、10月12日に匹見中学校で行われるカタリ場に挑戦することになりました。

(益田版カタリ場の詳しい流れに関しては、こちらの記事をご覧ください。)

益田版カタリ場とは、
・地域の大人と子どもが1対1の対話を通して、これから「どんな大人になりたいか」を考えるライフキャリア教育のモデル授業。キャリア教育だけではなく、地域で気軽に話せる大人を増やす繋がりづくりという狙いもある。
・「認定NPO法人カタリバ」が開発した「カタリ場」プログラムを、2015年より益田市と連携して開発した益田版の対話プログラム
・2020年現在、市内ほぼ全ての小・中・高校で導入されている。

 当日、カタリ場の授業自体は午後からなのですが、生徒さんは10:30に匹見上公民館に集まりました。

 午前中の時間を使い、中学生と対話をするのに必要なツール「人生グラフ」を書いていきます。語り手の半生と、今大切にしている価値観等をA3用紙に記入していくもので、中学生も事前の授業で書いているものです。

 30分ほど集中して書いた後、対話の練習もかねて、生徒同士で人生グラフの共有を行います。「え?そんな特技があったんだ。」「いま進路のことで悩んでいるのか。」など、高校生同士お互いのことを改めて知る良い機会になりました。

人生グラフを集中して書く明誠高校の生徒さん

 腹ごしらえをした後、匹見中学校の体育館へ。高校生以外に班の大人として参加する一般社団法人豊かな暮らしラボラトリースタッフ(全員が益田市外出身)と、司会進行をしてくださる、匹見神楽社中の長谷川さんと合流しました。

 生徒と一緒にやる自己紹介すごろくゲームを、参加者同士で行い、親睦を深め、緊張を和らげ、いよいよ中学生を迎え入れる準備ができました!

 最初は高校生も中学生も、かなり緊張していましたが、双六ゲームをしたり、高校生が人生グラフを中学生に共有してからは、緊張もほぐれ、思いっきり対話をすることができました。

 また、カタリ場の冒頭と終盤でお話をしてくださった長谷川さん。「知信」というオリジナルの言葉をつかいながら、中学生に対し、生まれ育った匹見を誇りに思って欲しいというメッセージを話していただきました。中学生も、匹見出身でない高校生や大人と対話をしながら、あらためて匹見の魅力を再発見したり、これからどんな大人になりたいのかを想像するきっかけをつかむことができました。

 全校生徒8名(1人欠席)のカタリ場でしたが、中学生にとっても、明誠高校生にとっても実りのある場になりました。明誠高校生の地域活動は、11月いっぱいまで続きます。

取材:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー

文責:益田市教育委員会社会教育課

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