「やる前からできない」はありえない。

大阪からUターンして、一人で工業用部品の彫刻など「ものづくり」の仕事を始めました。やりがいはありましたが、もちろんいいことばかりではなくて、たくさんの失敗もしました。現在、法人化して35周年を迎えますが、その時の経験があるからこそ、会社の若い人たちには「やる前からできないはありえない。失敗を恐れずに、まずやってみよう。」と心から伝えることができます。食べ物でもそうでしょう。食べずに好き嫌いを言っても始まらないように、やらずに得手も不得手もありません。
私たちの仕事は、安定して良い製品を供給するために、その製品の金型をつくることです。海外のたくさんの国への輸出も行っていて、益田からでも世界で渡り合えるものをつくることができるのだということを、誇りに思っています。今、益田に生きる我々大人の役割は、こうして益田でできることの可能性を広げ、次世代の子どもたちに未来へのワクワク感をもてるような社会をつくっていくことだと思っています。