高津フットボールクラブ

山﨑 剛

「人として育つ」

大切なことは昔から変わっていない。それは「人として育つこと」。サッカーで良い成果を得るためにも同じことが言えると思っています。
そこで、私が日々子どもと接する際に心がけていることは、「与えるばかりでなく、待つということ。押しつけないこと」です。サッカーの技術や礼儀を一方的に教え込むことは簡単です。それでも、私はあえて、日々の活動で子どもたちが感じた様々な疑問を、彼ら自身が考え解決する時間を作っています。自ら切り開くからこそ成長し、自信にもなり、何よりも楽しむことができる。人として育ち、機転がきく子の方が、人としてもサッカーにおいても、成長の伸び代があると思うんです。
また、もう一つ大切にしていることがあります。それは、積極的に地域の人と関わること。実は、私もこのクラブのOB なのですが、子どもの頃はサッカーをする傍ら、様々な地域行事に参加し、その中で地域の人に愛されながら育ちました。地域のいろんな方と関わり合うことで、自分の役割を認識して主体的に行動できるようになるんだと思います。そして、この地域との強い絆こそが、このクラブの本当の財産であり伝統だと思っています。社会はめまぐるしく変わっていますが、この
伝統はしっかりと受け継いでいきたいと思います。

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