2020年3月30日 (月)

仕事,働くひと

「責任はとります。思いっきりやりなさい。」

社員取材 社会医療法人正光会 松ヶ丘病院 大上陽子 さん

~理解の先、明るいまちを目指して~

私は高校を卒業してからずっと、この職場で看護師として働いています。認知症病棟、デイケア等の経験を積んできて、今は新設された「医療広報室」で働いています。

 精神科病院というと、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか。内科や整形外科などとは違い、少し暗い印象をお持ちかもしれません。そもそもどのような病院か全く想像できない方もいると思います。

 潜在的に心の病気を患っているけども、どこに相談したらよいかわからず、辛い日々を送っている方々や、精神科病院に通うことに抵抗を感じ、通院できない人もいます。

 当病院で生活する方々が、復帰してご自身の家に戻る際には、地域の方々に支えてもらうことで、安心して生活が送れます。

 私達「医療広報室」は地域に出向いて、高校生たちへ講演をおこなったり、広報で多くの方にお知らせすることで、病院や病気のことをより知って貰うよう活動しています。

 少しでも「辛い」と感じた時に、気軽に通えるような病院にすること、そして地域で支え合う明るいまちにすることが私の目標です。

~責任はとります。思いっきりやりなさい。~~

 私は以前、病棟の看護師長として働いていました。もちろん、患者さんのことを第一に考えて仕事をしていましたが、師長は働くスタッフのことに気を配ることもとても大切です。

 私がまだ若手だった頃、当時の師長に「責任は師長の私がとるから、あなたは自分の仕事を思いっきりやりなさい。」と言われたことを今でも覚えています。その時の言葉を胸に、 私は師長としてスタッフが思いっきり働ける環境づくりを目指しました。今の若い方にも、将来師長になったときはそのことを少しでも思い出してくれると嬉しいです。

~益田にも良いところはあるんです~

私はずっと益田で働き、益田で暮らしてきました。都会の暮らしと比較はできませんが、この地はとても暮らしやすい場所だと思います。特に近所との繋がりが強く、私の息子は近所の方々に釣りへ連れて貰ったり、自転車の乗り方を教えてくれたり。支え合い、助け合いの輪の中で暮らすことができました。

 また、私の一番の楽しみは一年に一回の東京旅行です。今年は息子と一緒にディズニーシーへ行きました。空港が近くにあるのはとても便利に感じています。この旅行のお蔭で日々の仕事を一所懸命頑張れます。

~遠回りも人生~

「今、自分のやりたい事が見つからなくても焦らなくていい。遠回りに感じることもあるかもしれないが、無駄なことは何一つない」と思っています。私もこれからも目の前のことをじっくりこつこつ積み上げていきたいです。

文責 益田市産業支援センター

〒698-0041
益田市高津四丁目24番10号
TEL 0856-22-8711
FAX 0856-22-8730
HP  https://www.matugaoka-iatria.jp/

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2020年3月30日 (月)

仕事,働くひと

「苦難がくれたチャンス。」

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