2023年4月9日 (日)

益田20地区,種地域づくり

“お手伝い”で地域に関わる –種ふるさとまつり–

益田市の各地区において、コロナ禍で延期・中止・縮小されてきた地域行事が平常通り行われることが増えはじめてきました。その中で、担い手の高齢化や減少といった課題が出てきており、「イベントの担い手がいない」といった地域の声を聞くことが増えました。

一方で、「休日の過ごし方の選択肢を増やしたい」「仕事以外の時間で地域に関わりたい」「誰かの役に立つことをやってみたい」という若手社会人の声を聞くようになりました。

地域と若手社会人が繋がり、担い手不足で困っている地域イベントに若手社会人がお手伝いとして参加した事例の一つである「種ふるさと祭り〜種の山菜を楽しむ集い〜」を紹介します。

種ふるさとまつり〜種の山菜を楽しむ集い〜とは

「種ふるさとまつり」は、種で採れる山菜を味わう会として始まったお祭り。例年春のひとときを桜の下で楽しもうと開催されていましたが、新型コロナウイルス感染症により2020年から開催できていませんでした。

2023年4月2日(日)、4年ぶりに種地区(川下)のさくら公園を会場に開催され、種で採れた山菜の天ぷらやヤマメの塩焼き、豚汁が提供されました。また種学びや工房によるお餅の販売や、種神楽保存会の石見神楽の上演もあり、種地区の魅力を満喫できるお祭りでした。

種ふるさとまつりのお手伝い

今回「種ふるさとまつり」にお手伝いとして参加したのは益田市内在住の若手社会人4名。地域の方々の役に立ちたいと、運営側として出店サポートや会場設営に関わりました。

まず始めに、4年ぶりの開催となる「種ふるさとまつり」について公民館長さんから祭りの経緯や思いなどのお話を聞きました。その後会場設営を行い、スタッフ用の法被を身につけ、山菜の天ぷらやヤマメの塩焼きを作って提供する作業を、地域の方と一緒に行いました。また休憩時間には他のブースを担当している地域の方とも交流を深めることができました。

お手伝いに参加した4名は、地域の方からも歓迎され、一体感をもってお祭りに参加できたようで、「貴重な経験をしました。また機会があればぜひ地域行事に関わりたいです」「実際に地域のお祭りに運営側として関わることができて面白かった」と語っていました。

地域活動の一歩目として「地域の困りごとに対してお手伝いをする」ことは、仕事以外で何かしたいと思っている人にとって、地域に関わることのきっかけになるのではないでしょうか。
地域での活動を「生活の中の楽しみの一つ」と捉えられる人が増えるよう、今後もきっかけを届けていきます。

文責:益田市連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー

「種ふるさとまつりのお手伝い」のポートフォリオは下記からダウンロードできます。

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