農林水産課では、益田の未来の農を支えるひとづくりとして、子ども世代からしっかり益田の農にかかわり、農への意識を高める活動づくりをしています。
今年度は、市内の小学校3年生を対象に「水」と「土」と「美味しい農作物」の関係を一度に学ぶ、産地見学を実施しました。
まずは農業に必要不可欠な「水」です。
飯田地区の高津川第1揚水機場を訪問し、益田市土地改良区の職員さんから、清流高津川のきれいな水が汲み上げられ、西部地区の国営農地開発地に、パイプを通って届けられていることを学びました。
次に、これも農業には欠かせない「土」です。
益田市堆肥センターを訪問し、工場長さんから、畜産農家から運び込まれた排泄物が、施設内で堆肥となり、おいしい作物を育てる基本の土づくりに役立っていることを学びました。また、堆肥のにおいを実際に嗅ぎ、排泄物のにおいが無くなっていることなども体験しました。
そして最後は「美味しい農作物(ぶどう)」です。
大場ぶどうファームさんを訪問し「きれいな水」と「豊かな土」をもとに「美味しいぶどう」ができることを学びました。実際にスプリンクラーを作動していただき、高津川から汲み上げられた水が、圃場に撒かれる様子も見学し、また美味しいぶどうもみんなで味わいました。
今回は、コロナ禍の中、90人の小学生の受け入れということで、3班に分かれ、それぞれの施設を順に回るという方法で産地見学をしました。
それぞれの施設関係者と農業者の「ますだの小学生に、ますだの農業者や関係施設のことを知ってもらいたい」という共通の目的のもと、協働による産地見学の取組みとなりました。
益田市農林水産課をはじめ、関係者一同、こういった取組みを継続していきたいと考えています。
この見学パッケージに興味を持たれた市内小学校関係者の皆さん、益田市農林水産課までどしどしご連絡をお待ちしています。
facebookページ「益田市農林水産課」にて、益田市の農業情報を発信しています。
文責:益田市農林水産課