今回は、ミライツクルプログラム夏の陣2020の報告第5弾です!
(ミライツクルプログラムについての詳細は以下の記事をご覧ください。)
⑨海外「 Think globally, act locally〜国際経験は地域でも活かせる〜」
TATSUZINである正出さんと松川さんは、大学生である傍ら18歳~30歳の青年が応募できる内閣府国際交流事業「世界青年の船」に参加し、2020年1月~2月の1か月間、10か国からの海外参加青年とともに船上生活を送っていました。現在はそこでの学びを生かして大学で勉強しています。
このプログラムでは、TATSUZINたちの船上生活の体験談や、その経験を今どのように生かしているのかについての話を聞き、「異文化どうしが共生することの難しさと大切さ」や「海外に実際に出向くことができないコロナ禍であっても、自分の身の回り・地域の中に外国や外国人と関わる手段はある」ということを学びました。
その上で、「自分自身がどう海外と関わりたいのか?」「何のために海外と関わるのか?」ということを対話をしながらしっかり考えました。
はじめは漠然と「海外に行ってみたい」という思いを持っている高校生が多い印象でしたが、プログラム後には「いろいろな価値観をもっている人を受け入れられる人になりたいから、海外で違う文化をもっている人と関わる経験をしてみたい」など、自分なりの海外と関わる意味を見出すことができていました。
⑩農業「農家として生きるって?」
TATSUZINである大石浩貴さんは、農業大学のオープンキャンパスに参加したことで農業の魅力にハマり、農家の道に進むことを決めました。また齋藤雅寛さんは、東京で役者をしていましたが結婚を機に益田にIターンすることになり、今までの職業を見直し農家の道に進みました。
今回は、まずお二人のことについて知る時間を最初に設け、その後、畑見学や小松菜の袋詰め体験を行いました。
お二人のことを知る時間は、インタビュー形式で、今どういうことをしているか、なぜ農家をすることになったのか、どんな想いで農家をされているのかなどを順にお聞きしました。
そして実際に大石さんの畑に出向き、育てているトマトをいただいたり、お話を聞きながらどういう場所で農業をしているのかを見学したりしました。
その後、小松菜の袋詰めの体験を行いました。店頭に並んでいる野菜は、収穫してからそのままの状態で出荷できるわけではなく、葉を取って根を落とすという手間のかかる作業を経た上で並んでいるということを、身を持って体感できる時間になりました。
参加した高校生の楽しそうな姿も見ることができ、農家の大変さだけではなく自分で丹精込めて育てることの魅力も伝わったようでした。
取材:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー
文責:益田市教育委員会社会教育課