今回、取材をさせて頂いたのは、益田地区タクシー共同組合理事長代理 藤原政志さんです。
新型コロナウイルス感染拡大によって、飲食業等を同様に大きな影響の出ている運輸業(タクシー)の現状と取組についてまとめました。新型コロナウイルスによる影響を少し受けた頃から現在の取組に至るまでについてです。
多くのひとの困りごとを解決したい
3月上旬の市内小中学校の休校開始から、徐々に自粛の流れが始まりました。
ただ、今思えば、3月はまだ人の流れはあったと思います。しかし、4月7日の全国を対象とした緊急非事態宣言以降は、全く状況が変わってしまいました。
私たちの業界は、通院や買い物などの「午前中」と、飲食の後の「夜」に多くの皆様にご利用いただいております。「夜」の減少に比べると「午前中」はまだまだご利用いただいていますが、それでも感染防止の点からも外出を控える方が増えてきたように思います。
そうした中で、4月上旬に上部団体の(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会から、「買い物代行」についての情報提供がありました。組合員でもある第一交通さんは既に「便利屋タクシー」として取組んでいましたが、弊社(益田タクシー)でも新たに「まごの手タクシー」として買い物代行や公共料金の支払い、飲食店の配達など、運転手がお客様に代わって用事を代行するサービスを4月20日より開始しました。
ちょうど市内の飲食店様がテイクアウトに力を入れ始めた時期でもありましたので、出前・テイクアウトの配達サービスについての問い合せをいただきました。「商品を取りに行けないお客様」と「配達したいけど人手が足りない飲食店」のお困り事を解決出来ればと考えています。
※テイクアウトメニューについてはこちらから
※テイクアウトMAP
地域のために、なくてはならないインフラに
また、買い物代行についても、今後も力を入れていきたいと思っています。今回の新型コロナウイルスの影響だけではなく、近くのお店が閉店し、普段の買い物にも困る方々が増えており、益田だけではなく、全国的にも今後益々増えていると思います。特に郊外地域の方々には深刻な問題です。そうした中で、今後は地域を決めて、「買い物代行」と「お店で直接買いたい人」のニーズを一度に叶えるやり方を提案していきたいと考えています。
新型コロナウイルスがなければ、このような考えは生まれなかったと思います。厳しい今を乗り越えることはもちろんですが、それ以上に新型コロナウイルスが終息した後もタクシーが地域のためになくてはならない「インフラ」としての使命を果たせるように新たな取組にチャレンジして行きたいです。
買い物等の代行サービスとは?
「買い物」、「出前・テイクアウト」、「公共料金の支払」、「荷物などの受取・配送」、「診察の順番受付」、「一人暮らしの安否確認」などがご利用いただけます。
詳細については、以下の益田地区タクシー共同組合にお問い合わせください。
益田地区タクシー共同組合について
益田タクシー(まごの手タクシーページ) 、 益田タクシーHP
私たちの思い
タクシーをどんな時に利用されますか?
「急いでいる時」、「雨が降っている時」、「移動手段がない時」など、困っている時に利用されることが多いのではないでしょうか。
「困ったぞ」、
「それならタクシーだ」
と思ってもらえるように、魅力的なタクシー業界にしていく必要がありますし、何よりタクシーのことをもっと身近に感じていただきたい!
そのために私たちがやるべきことは多いと感じています。
課題がたくさんのタクシー業界。ですが、私はむしろこの状況を楽しんでいたりします。
チャレンジすることだけは、得意なんです。
今後について
今後においても、新型コロナウイルスの影響の中、様々な取組を行っている方を取材し、より多くの方々に現状を知っていただきたいと考えております。
新型コロナウイルスの影響の中、様々な取組を行っておられましたら、以下のお問い合わせまでご連絡をお願いします。(ただし、グループや組合等の活動とし、個社の取組は除く。)
また、新型コロナウイルスに対する取組に対し、皆様のご支援・ご協力をお願いします。
益田地区タクシー共同組合理事長代理 藤原政志さん、今回は大変ご多忙の中、取材を受けて頂きありがとうございました。
―以下、益田市から新型コロナウイルスに対する情報提供-
危機をみんなで乗り越える!飲食業組合の新型コロナウイルスへの影響と対応
益田市の新型コロナウイルスに関する対応・情報についてはこちらから
新型コロナウイルスに関する市長メッセージについてはこちらから
この記事に関するお問い合わせ先
文責:益田市産業支援センター/人口拡大課