2019年3月27日 (水)

教育,新職場体験

新・職場体験

益田市ではこれからの時代を生き抜く力を子どもたちに育むため、2016年度から社会教育プログラムとして「新・職場体験」を実施しています。これは、従来行われてきた職場体験をリメイクした取組です。

これまで行われてきた職場体験、仕事調べによって、子どもたちは何を学び取ってきたのでしょうか。キャリア教育全般を振り返ってみても、「将来何になりたいか」「どんな進路をとるのか」ばかり聞く、仕事探しの「ワークキャリア」に偏重していました。キャリア教育は本当にこのままでいいのかという課題意識から取組がスタートしました。

今頑張っている大人たちのことを知り、一緒になって経験を積み、「こんな風になりたい」と感じるロールモデルとの出会いの場として、職場体験をリメイクすることに行き着いたのです。

また、職場体験のために受入を「お願いする-される」というだけの関係性から脱却し中学校・事業所・益田市の三者にとって価値のある「三方良し」の体験活動となることをめざしています。 「三方良し」の実現に向けて4つの仕掛けをしています。 ① 求人票の発行 (中学生が事業所の「想い」「願い」にふれる最初の機会) ② 中学生への面接(社会教育課、学校教育課、産業支援センター職員による事前面接) ③ 事業所研修会 (ねらいやノウハウの共有、つながり創り、プログラム創り、情報交換) ④ 体験時の対話 (働く大人の職業観や人生観に直接触れる体験)

2016年度に1中学校で実施し、57の事業所の受入からスタートした取組ですが、2018年度は市内全中学校で実施(11中学校、439名)し、122の事業所に受入していただきました。学校と地域の生き生きとした協働の取組を、今後も緩やかに広げていきます。

文責: 益田市社会教育課

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