<TATSUJIN紹介>
檜垣賢一さんは、3年前に益田市に移住してきた、26歳の若手です。NPOカタリバの職員として、対話プログラムをはじめ、益田市のライフキャリア教育のために尽力しています。一方で、北仙道地区の空き家に住み、野菜づくりや書道等、緩やかに暮らしながら、地域のために活躍しています!そんなローカルな生き方をしている檜垣さん、実は学生時代にニューヨークに1年間留学していた、豊富な海外経験の持ち主なんです。そんな檜垣さんが目指す生き方とは…?
<当日の様子>
前半は、檜垣さんの人生プレゼンテーションから始まりました。山口県の地方都市で生まれ育った檜垣さん、海外とは無縁な家庭で育ちましたが、中学時代での英語弁論大会を契機に、オーストラリアにホームステイをします。ここで、ホストファミリーの家族と触れ合い、海外の楽しさに目覚めます。東京の大学に進学した後も、長期休暇中にタイやヨーロッパに行ったりと、世界数十カ国を旅します。そして、スケールはどんどん膨らみ、ニューヨークへの交換留学、そして英国大学院合格と、海外で活躍するエリート街道を登り始めます。
そんな檜垣さんが、大学卒業から大学院留学までの半年間の活動を通じて、益田市と結ばれます。そして、一時的な滞在だったはずが、もう3年。海外大学院には行かず、ローカルに生きていくことを選びました。そんな檜垣さんだからこそ、海外(グローバル)と益田(ローカル)の両方の良さや可能性を語ることができる。高校生たちは檜垣さんの”グローカル”な人生に感銘を受けていました。
そのあとは、実習です。に実際に旅行計画を立てることを通して、「意外と海外って簡単に行けるんだ!」と、海外で挑戦する可能性を体感するプログラムです。高校生たちは、実際にいきたい国を決め、仮想旅行の計画を立てることで、「海外ってこんなに気軽に行けるんだ!」ということに気づくことができました。
まず、自分が行きたい国を決めます。ただ興味があるというよりも、行って何をしたいか、何をみたいかに基づいて国を決めます。次に、実際にその国へ行くのにどのくらい、いくらかかるのか、飛行機代とホテル代を実際に調べます。
参加者の中には、「韓国ってこんなに安く行けるんだ!」と驚く声もあれば、「グリーンランドに行くのには複数回乗り継ぎをしなければならず、膨大な料金がかかるのだな」と唖然としている子供もいました。
益田にいながら、グローバルを体感する。そんな素敵なプログラムになったと思います!
運営:認定NPO法人カタリバ/益田市教育委員会社会教育課/益田市役所人口拡大課
文責:人口拡大課