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「おかえり」「またね」が生まれるお祭り〜西益田地区での関係人口活動事例〜

20地区からなる、益田市。それぞれの地域で特色を活かした地域づくりが行われています。

地域づくりに参画するのは、地域住民だけではありません。最近では、「地域で何かやってみたい」という意欲のある大学生など、地区外の「関係人口」を巻き込んで活動をしている事例も生まれています。

この記事では、一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー(ユタラボ)のコーディネートのもと、西益田地区の灯火祭で活動した大学生の事例を紹介します。

「おかえり」お祭りを通した再会

2024年11月16日、西益田地区で「灯火祭」が行われました。

灯火祭とは、西益田地区の中学生や地域住民が企画・運営している、竹灯籠の灯りを楽しみながら、住民同士が交流するお祭りです。中学生の提案で始まったお祭りは、今年で5年目を迎えました。今年は約1500本の竹灯籠が飾られ、多くの方で賑わいました。

今回、そんな灯火祭に、普段は東京の大学に通う大学生2人が、お手伝いスタッフとして関わりました。

なぜ、普段は離れたところで暮らしている2人が、灯火祭を一緒に作ることになったのか。きっかけは、8月に行われた、地域に興味のある大学生と灯火祭実行委員会の交流会でした。

交流会では、当日実際に飾る竹灯籠を中学生に教えてもらいながら作り、夜はバーベキューをしました。初めて益田市を訪れ、西益田地区の方にあたたかく迎えてもらった2人。「当日もぜひ手伝いたい!灯火祭を実際にみてみたい」という想いが生まれ、スタッフとして関わることになりました。

灯火祭当日には、地域の方に「また来てくれてありがとう」「おかえり」とたくさん声をかけてもらい、再会を喜ぶ様子がみられました。

お互いを名前で呼び合うために、名札を作ります

中学生と一緒につくるゲームコーナー

当日2人に任されたのは、中学生と一緒に子ども向けのゲームコーナーを運営すること。

中学生も、普段なかなか関われない大学生と一緒に活動できて、とても楽しそうな様子でした。中学生の想いを大学生が聞くこともあれば、大学生がアイディアを出すことも。住んでいる場所に関係なく、お互いが「一緒に作る仲間」として関わっている様子がとても素敵でした。

中学生と一緒に準備をする様子

初めて見る灯火祭。大学生2人は、灯りの美しさはもちろんですが、地域住民がこのお祭りにかける想いの強さを感じている様子でした。

「またね」のつながり

お祭りを終え、2人は「参加者として参加してもきっと楽しかったけれど、運営として“一緒に作る”経験をできたことで、より西益田地区の魅力に触れられた」「自分たちを一緒に祭りを作り上げていく対等な仲間として関わってくれたことが嬉しかった。また帰ってきたい」と話してくれました。

また、地域の方からも、「大学生がわざわざこのために来てくれたことが嬉しかった」「また帰ってきてね」と声をかけていただきました。

きっとこのお祭りで生まれた縁が、今後も続いていくことと思います。受け入れてくださった西益田地区の皆さん、本当にありがとうございました!

ユタラボでは今後も、地域で活動したい方と、地域とを繋げていけたらと考えております。もしご協力できる機会があれば、ぜひご連絡いただければと思います。

文責:益田市連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー

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