NEW

2025年4月23日 (水)

益田のひとづくり教育,高校生

日々の暮らしを彩る“キッカケ基地” 活動風景(2024年・秋)

益田市では、高校生を中心とした、学校や家庭以外の第3の居場所(サードプレイス)づくりを行っています。これから進学や就職などを控え、ライフステージが変化していく時期の若者に対して、いろいろな人との出会いや交流、チャレンジのきっかけや機会などを生み出す“秘密基地”のような場所です。現在、益田拠点と、高津拠点の2つの拠点を設けています。(運営:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー)

地域や人の情報や思いが交錯するこの場所には、どのような人が集い、また、どのような時間が生まれているのでしょうか。今回は、2024年・秋のユタラボサードプレイスの風景を紹介します!

益田拠点の日常

ものづくりを通して親子連れと高校生が交流(10月)

益田市が匹見産広葉樹活用モデル事業の一環として企画したものづくりイベントが、益田拠点にて開催されました。大人から子どもも参加しやすい内容だったためか、当日は初めて足を運んだという親子連れの姿も多く見られました。イベント後、初来館の参加者が地域交流スペースの見学をしたり、常連来館者である高校生と一緒にボードゲームを楽しんだりする姿も見られ、イベントへの会場提供をきっかけに、サードプレイスを感じていただくことができたようでした。

地域の大人と一緒にダンス ~中世の食「まんちう」づくり(11月)

益田の歴史を楽しもうと活動する任意団体「れきラボ」による「まんちうづくりワークショップ」が地域交流スペースで開催されました。「まんちう」は中世に益田氏が提供したという祝宴用の蒸し菓子です。ワークショップは材料にアレンジを加え、また調理にダンスを取り入れて、一緒に楽しく作って食べようというもので、スタッフの声がけで来館者たちが自然と参加していき、みんなで蒸したての温かいお菓子を囲むことができました。

益田拠点の「ちょっと特別なひととき」

勉強WEEEEK(9月)

近隣高校の試験期間中にあたる9/27(金)、「勉強WEEEEK」として勉強強化期間を設けました。これは、市内に学習場所が少ないという声を受けて昨年度から実施している取り組みです。試験日は原則午前で放課となることから、開館時間を平常時の16時から13時に繰り上げ、勉強に集中できるよう「勉強の利用に限ります」と周知しました。2階のスペースを学習エリアとし、集中コーナーやグループ学習コーナーを設定していますが、過去回と同様に学校を越えてともに学んだり、「勉強を教えてほしいから」と他の生徒を誘い込んで来館したりする高校生の姿が多く見られた1日となりました。

学習の合間に、読書コーナーや、地域情報コーナー、1階のカフェスペースでリフレッシュすることもできるため、来館した生徒たちは、そうした機能を活用しつつメリハリをつけて学習に臨むことができたようです。

高津拠点の日常

高校生が子育て世代の応援隊 ~赤ちゃん連れでもくつろげる場所に(9月)

益田翔陽高校JRC部は、普段から高津拠点を活動場所としていますが、9月は学園祭の企画準備を進めるため、特に多くの部員が何度も拠点に足を運びました。話し合い後も高津拠点で過ごす部員が多く、来館した子どもたちと交流を深めることも。ある日の協議後は、3年生が率先して来館していた赤ちゃんをあやしたり、小学生と一緒に遊んだりする姿が見られました。部活動の拠点として来館する中で、他の世代の常連来館者とも顔見知りになったことが、世代を超えた交流につながっています。

高校生を応援するよ 小学生がポスター作り(11月)

益田翔陽生が折り紙ワークショップを開催することを知った小学生が、ポスターを作って参加者募集に協力をするという一場面がありました。このワークショップは高校の探究活動の一環として生徒が考案したもので、夏に1回目のワークショップを実施しています。当初の計画では、ワークショップ開催日に来館した子どもたちに声をかけて参加者を募ろうと考えていましたが、拠点で顔見知りになった小学生が告知に協力してくれたことや、前回参加した小学生が今回も友達と一緒に参加をするなどしてくれたこともあり、当日は10名もの小学生が集まりました。

高津拠点の「ちょっと特別なひととき」

ハロウィンパーティ(10月)

10/30(水)、翔陽高校家庭クラブの生徒たちが企画・運営したイベント「ハロウィンパーティー」を開催しました。高津小学校に案内を出したところ、50名もの参加申し込みがあり、大賑わいの一日となりました。10月初旬より装飾を作ったり企画内容を検討したりと準備を進めていましたが、10/28からは翔陽高校3年生で福祉選択の皆さんが高津中学生たちと一緒に作ったカボチャランタンもお目見えし、会場が一気にハロウィンの雰囲気に包まれました。イベントに参加をした小学生たちは思い思いの仮装をして高津拠点に集まり、高校生によるクイズやビンゴゲームを楽しんでいました。最後には高校生が選んだ「仮装大賞」も発表され、選ばれた小学生には大きな拍手が送られました。家族連れで参加されている家庭も多く、普段とは違うわが子の姿に目を細める姿も印象的な1日となりました。

facebook twitter
NEW

2025年4月23日 (水)

益田のひとづくり仕事,インターンシップ益田と関わりたい方益田出身の方

徳栄建設株式会社(夏休みのインターンシップ募集開始)

同カテゴリーのエントリー

高校生のエントリー