2021年3月17日 (水)

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建設業で働く女性技術者としての生き方

益田市UIターン者サポート宣言企業 社員紹介
高橋建設株式会社 前田 晴菜さん

高橋建設の管理部管理課で働く前田  晴菜さんは、津和野高校出身。
高校時代、普通科でビジネスや商業について学んでいた彼女が、なぜ建設業を志したのでしょうか。
今回は、前田さんのお仕事への思いを中心に、仕事外の時間の使い方についてもお話しいただきました。

女性技術者への憧れ

前田さん 高校卒業時の進路選択は、悩みました。
最初は進学してみたいという思いもあったものの、まずは益田で仕事を探してみたいと思い、先生に相談したところ高橋建設を勧められました。

その後、メディアで取り上げられていた高橋建設の女性技術者の姿がカッコいいなと思ったと同時に、どんな仕事をしているのか興味を持ったので、入社したいと考えました。

建設業にあまり興味はなかったそうですが、
高橋建設で女性がどんな仕事ができるのか、どう建設業を支えているかに興味があったそうです。

そもそも、なぜ益田で仕事がしたいと思ったのでしょうか。

前田さん 私自身が人見知りなので、住み慣れた益田で仕事を探そうと思いました。
あと、益田が自然が多い場所であることも大きいです。
釣り好きの父に幼い頃、よく川遊びに連れていってもらっていたこともあり、今でも自然で遊ぶことが好きですね。

生活する上でなくてはならない「道路」に関わることで

現在の前田さんのお仕事や働いている高橋建設の魅力について、お聞きしました。

前田さん 山陰自動車道の現場で、現場管理をしており、主に書類の作成や写真の整理、図面を書く仕事をしています。2級土木施工管理技士の国家資格も取得し、今は現場の責任者について日々勉強しています。2年ほど前から、ドローンを使って上空から現場の進捗状況を撮影したり、測量の練習もしています。

私が感じる高橋建設の魅力は、「人」だと思います。
一緒に働いている人は面白いながらも、自分の仕事に責任を持ってやり抜く人が多いです。そんな方々と働くのは楽しいですし、この人たちとなら仕事を頑張れます。

高橋建設に入社したきっかけも、働き始めて感じる魅力も「人」だと話す前田さん。
今お仕事をしている中で感じるやりがいをお聞きしました。

前田さん 山陰道の建設工事や普段自分たちが何気なく通っている道の維持管理をする中で苦労することがあるのですが、やりがいを感じる仕事だと思います。

道路がないと生活できないですし、道路を造ったり維持することで誰もが安全に通れている様子を見るとやりがいを感じます。私はまだ大きな仕事はできていませんが、技術者としてその工事に携わった結果、道が出来たときや安全に車が通っているのを見ると、造ってよかったなと嬉しく思います。

仕事外での時間が仕事へのモチベーションに

冒頭で益田に残った理由の1つに自然の豊かさをあげていた前田さん。
仕事外の時間の使い方に、自然を楽しむことがあるといいます。

前田さん 父と釣りによく出かけており、釣り場を見に行くために岩山を登ることもあります。

運動しないと体にもよくないと思い、父に「歩きに行こう」と相談したところ、歩くついでに釣り場を見に行くことになりましたが、私自身はその時間がとても楽しいと感じています。

他に仕事外の時間は、(コロナ前)交通機関を使っての旅行、コンサートに行ったり、同世代の友人とご飯に使っています。

ご友人と行く旅行やドライブが気分転換になり、楽しいと話す前田さん。
SNSで知り合った京都の友人に会うために、京都へ行ったこともあるようですが、仕事外での楽しみが仕事に生かされる場面はあるのでしょうか。

前田さん 休みの日に気分転換にご飯に行って、別の職場で働いている友人が忙しいながらも頑張っている様子を聞くと、「自分も頑張ろう!」と思うので、仕事へのモチベーションが高まります。

コミュニケーションと協調性を大切に

仕事外の時間についてお話を聞いてきましたが、
前田さん自身、これから仕事でやっていきたいことがあるそうです。

前田さん 今後はドローンを活用した測量をより広げていきたいです。
今は空撮だけですが、ドローンによる空撮ができるのは私だけなので、そこから社内に貢献していきたいですね。

ドローンを飛ばすことはできても、きちんと形に残せる社員は前田さんしかいないそうです。社内になくてはならない存在である前田さんに、働く上で心がけていることを教えていただきました。

前田さん 平日は現場勤務なので、女性の技術者や同世代と話すことが少ないです。そのため、部署の女性社員や女性だけが集まって話す「女性会議」でコミュニケーションを図ったり、協調性を意識しています。

実は、女性会議がきっかけで万歩計を取り入れることになりました。
運動不足の解消などを目的に最初はラジオ体操を行うつもりでしたが、各現場で朝礼をしていたため、時間調整が厳しいということで万歩計が採用されました。

万歩計に今日歩いた歩数が表示されるので、それをきっかけにコミュニケーションが生まれたり、運動不足解消につながればいいなと思っています。

最後に、前田さんから後輩へのメッセージをお聞きしました。

前田さん 社会人は協調性やコミュニケーションが大事だと思うので、人と話すことが苦手な人でも徐々にコミュニケーションをとっていくことで強みにつながっていくと思います。

私自身は、女性会議で積極的に協力したり、コミュニケーションの部分はご飯に行ったり、挨拶をしたりと小さなことから心がけています。これからも協調性やコミュニケーションを大事にして、頑張りたいです。

取材:一般社団法人 豊かな暮らしラボラトリー
文責:益田市人口拡大課

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