2021年3月17日 (水)

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仕事も暮らしもさらなる高みを目指して

益田市UIターン者サポート宣言企業 社員紹介
カツデンアーキテック株式会社 寺戸 一樹さん

カツデンアーキテック株式会社で働く、寺戸 一樹さんは益田出身のUターン者。
「高校・大学時代は卓球に熱中していました」と語る寺戸さんが、なぜこの会社にたどり着いたのか。その理由にたどり着くために、学生時代や新卒入社した会社でのエピソードを中心にお話しいただきました。

卓球一筋の学生生活

寺戸さん 小学2年生の時から卓球をしていて、中学までは益田で卓球をしていました。部活とクラブで卓球に励む中で、島根県1位になったこともあり、高校は卓球のスポーツ特待で広島にいきました。

進学した高校でもシングルスとダブルスの両方で県1位になったので、大学ではさらに高みを目指して大阪に拠点を移しました。

高校・大学ともに卓球のスポーツ特待で、広島・大阪と移り住んだ寺戸さん。
益田を離れることに迷いや抵抗はなかったのでしょうか。

寺戸さん 広島の高校に進学する時は、正直悩みました。
卓球で県トップレベルの高校が市内にもありましたが、両親が背中を押してくれたこともあり、広島の高校に進みました。

中学3年時の卓球の中国大会で、広島県内でトップの実力校の先生に、スカウトされたことが広島に行くことになった大きな要因で、「広島に行く」というよりも「スカウトしてくれた先生」についていくという形でしたね。

高校時代は、中国地方の大会でベスト8が最高成績でしたが、大阪にある大学の卓球の先生から声をかけてもらったので、大阪を選びました。この先生についていけば、さらに卓球で強くなれるかもしれないという気持ちがありました。

高校も大学も「人」を軸に選んだという寺戸さん。
大学卒業後は、どのような進路選択をされたのでしょうか。

寺戸さん 実業団に進むことも考えていた矢先、当時のリーマン・ショックの影響で実業団の枠で獲得してくれる団体が少なく、あったとしても働く条件などが厳しかったため、実業団の道を諦めざるを得ませんでした。
自分が本当に卓球を続けたいと思っていたら、環境が厳しいところに行ってでもやっていたと思いますが、そこまで卓球を続ける気持ちがなかったんでしょうね。

実業団の道を諦めた後は、本社が大阪で益田に工場がある会社を受け、大阪本社で採用となりました。その後、その会社で営業として働き始めました。

コミュニケーションに苦労した新卒時代

実際に働き始めての印象をお聞きしました。

寺戸さん 益田で1年間工場研修してから大阪に行ったのですが、コミュニケーション能力が未熟だったことや卓球しかやってこなかったので、応用がきかずに仕事があまりうまくいかないと感じていました。

大阪では営業職として働いていましたが、自社製品についてうまく説明できず苦労したり、営業成績をどう残すか模索している中で、益田工場への転勤が決まりました。益田工場では、総務の仕事をしていましたが、仕事柄いろんな人とコミュニケーションをとる機会が多かったので、会話をすることに抵抗がなくなりました。

働き始める中で、コミュニケーションが取れるようになったという寺戸さん。
益田工場でキャリアを積む中で、ある出来事がきっかけでそれまで勤めていた会社を退社することになったそうです。

寺戸さん 総務の仕事は5年ほどやっていましたが、社内事情により工場のライン部門に入ることになりました。そこで、1年経験したのちに会社を辞めることにしました。

辞めようか迷っていたときに今の会社で社員募集していると知ったので、0から頑張ってみようと思い、面接を受けて入社しました。

製品管理の最後の砦として

この会社に入社して1年。
現在、寺戸さんはどういったお仕事をされているのでしょうか。

寺戸さん 現在は、工程の管理が主な仕事です。営業が仕事をとってきて、設計士が図面を作り、工場にこの納期で製品や部材を手配するように依頼が来ます。私の仕事は、工場への製品依頼からスタートします。
その後、工程ごとの納期管理を決め、外注品などの部材納期を確認後、事務員に書類作成を依頼することが仕事になります。

納期を短縮できないか・製品をまとめて配送できないかなど、私の元にはいろいろな連絡や相談がきます。それらを営業・設計・外注先などの関係者と話し、お客様に連絡をしています。
工程管理以外にも、採用関係の仕事や書類関係の仕事などもしています。

社内・社外含めた多くの方とやりとりをし、お客様の希望納期どおりに製品を納めるために仕事をしている寺戸さん。現在の仕事のやりがいについて、お聞きしました。

寺戸さん 自分で工程を組んで、自分で出荷をしているので、間違いのないように出荷できたときにやりがいを感じます。私が最終の工程を担っているので、絶対にそこでミスをしないように意識しています。

レベルアップを図るために

ここまで仕事中心にお話をお伺いしましたが、
プライベートの時間で楽しんでいる事をお聞きしました。

寺戸さん 最近はなかなかできていませんが、ゴルフをやっています。
前職の社長から「営業はゴルフができるように」と言われたことがきっかけでゴルフにハマりました。最初はできるかどうか分かりませんでしたが、やってみると意外と楽しかったので、ゴルフの練習が仕事の息抜きになっています。

12月にマイホームを購入したので今はバタバタしていますが、落ち着いたらいろんなことに時間を使いたいですね。

「益田にはいつか戻りたいと思っていました」と語る、寺戸さん。
インタビューの最後に、これからのビジョンを伺いました。

寺戸さん 仕事のレベルを上げ、自分だけでなく管理課全体で高みを目指したいです。そうなれば、工場がもっと発展し、暮らしに余裕が出ると思っています。

プライベートの方でも住まいの充実を図りたいと考えているので、スキルアップと仕事の効率化を進めていきます。

取材:一般社団法人 豊かな暮らしラボラトリー
文責:益田市人口拡大課

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