移住者の声(広島県広島市南区から移住)

住所
広島県広島市南区からの移住
家族
単身(ご家族は県外在住)
職業
自営業(宿泊業ほか)

移住前の益田市の印象

TVディレクターとして中国5県を走り回っていたが、益田市に取材に来たのは、35年以上前に、放し鵜飼いを取材したぐらいで、益田に立ち寄ることがなかった。ゆえに、印象は薄い。何もない町 のイメージ。

移住してから感じたこと

海・山・川と、自然を楽しめるのはいいことだと思いました。

益田市での暮らしはいかがですか?

海・山・川と、三拍子揃った益田での暮らしは最高です。
海=剣先イカ・サザエなど美味しい魚介類
山=わさび・山菜・米などの農作物
川=鮎(釣って楽しい!食べて美味しい!)
これら、海の幸・山の幸・川の幸を一人でも多くの方に楽しんでいただきたい。

益田市の良いところ

前述の通り、海・山・川が揃っているところ。

益田市の不便なところ

若い皆さんにとっては、遊ぶ場所、仕事に関して選択肢が少ないこと。
世代共通なのは、病院!?立派な病院はあるが、医師が派遣で、診察機会が限られる。また、高度な治療は望めず、松江・出雲・広島などの病院に掛からないといけない。さらに、個人病院も、高齢化・後継者不足で閉業するなど、数が限られている。
※仕事に関しては、1つの仕事・勤務先ではなく、いくつかの仕事をする“複業”を考えれば十分にやっ ていけると思う。

最後に

移住して5年。最初の3年は、空き家バンクを通じて購入した古民家をDIYでリフォーム。
どちらかというと閉じこもりがちな生活で、交流範囲が狭かった。しかし、その後の2年は、民泊も開業し宿泊客や、匹見の公民館に勤務をすることで多くの方々と交流をする機会が増え、自分のモチベーションも、生活範囲も広がり、様々なことに挑戦できるようになりました。
その典型が「わさび栽培」。匹見では、400~500か所以上の“わさび谷”があると言われていますが、わさび谷で、栽培を続けている人は10人に満たないとも。
人と人との繋がりで、わさびの栽培を始めることができたのは、本当にうれしいことです。
※移住に際しては、周りの方々との会話、地域行事への積極的な参加が必要だと思います。ただ漠然と“移住”という言葉に憧れてやってきたのでは、うまくいかない、そういう気がします。