UIターン者サポート宣言企業 大畑建設株式会社 社員紹介 髙下 彩香さん
大畑建設で働き始めて2年目の髙下 彩香さん。
三隅出身、江津工業高校を卒業したのちに大畑建設に入社した、髙下さんが建築の道に進もうと思ったきっかけやこの仕事でのやりがい、さらには仕事外の時間をどう過ごしているのかお聞きしました。
わたしが建築を目指したきっかけ
髙下さん 建築の道に進もうと思ったのは、自分の家の設計をしてみたいと思ったことがきっかけです。そして、建築を学べる学校ということで江津工業高校を選びました。そこでは、実際の建築現場に出ることが多く、そうするうちに現場の仕事も楽しいと感じるようになり、建築現場の仕事である施工管理の道に進むことに決めました。
「両親が家を建てて欲しいと言ってきたことに対して、自分が建てたいと思った」髙下さんはそう話します。
今は家の設計に関わることが目標だそうです。
髙下さん 将来的に 設計をしたいと思っていましたが、先に現場に出たいという思いが強くありました。高校時代は建築科に女子の同級生が私を含めて9名いて、その中で現在、同業種で働く子もいます。みんな似たような状況なので、相談すると理解してくれて、安心します。
高校卒業後は就職を選んだ髙下さん。
なぜ就職を選んだのか、大畑建設を選んだ理由と合わせて伺いました。
髙下さん 本当に大学に行かないのか聞かれましたが、
家庭の事情もあって迷惑がかけられないと思い、就職を選びました。江津・浜田・大田・益田の企業から求人票が学校に来るのですが、その中で一番魅力的だと感じたのが大畑建設だったので、受けることにしました。私自身、人混みがあまり好きではなく、遊ぶために県外に出ることは良いものの、暮らす上で1番落ち着く場所が地元だったことも大畑建設を選ぶ一因でした。
任される仕事が多いことがやりがいに
施工管理で活躍している髙下さんに現在のお仕事についてお聞きしました。
髙下さん 建築現場で測量や写真で現場の進捗を管理したりしています。直近では保育園の新築現場に携わっています。
仕事をする上で大変な部分は、現場によって高所で仕事をしなければならないことです。屋根に上がって写真を撮ったり、鉄骨の上を歩いたりするときに怖いと感じる場面があります。
現場で関わる人は、私ができていないことに対して厳しく言っていただける方がいますが、それも勉強だと思っています。
大変なことをお聞きしたところで、建設業のやりがいもお話しいただきました。
髙下さん やはり、建物が完成した時の達成感ですね。
前の現場が民間企業の工場だったのですが、そこは自分で任される仕事があったので、やりがいを感じていました。まだ2年目ですが、大きい現場の方がやりがいが大きいです。
目標を叶えるために
施工管理としてキャリアを積み重ねる一方で、
仕事外の時間はどう過ごしているのかをお聞きしました。
髙下さん 今はなかなかできていませんが、1人で映画鑑賞をするのが好きなので、休日は映画館に出かけることがあります。
また、建築士の資格を来年取得しようと思っているので、建築士の資格を取得する学校に週3日くらいの頻度で通いながら、学んでいます。資格を取れば、設計もできるようになり、自分の目標に一歩近づけるので頑張っています。
建築士の資格取得への会社の理解度は高く、働きやすい環境だと髙下さんは話します。
その上で、映画鑑賞や建築士の勉強などの仕事外の時間が仕事にどういった影響を与えているのでしょうか。
髙下さん 建築士の資格勉強は、資格を取得できれば仕事に役立てますし、建築士以外の資格で施工管理技士などの資格を今後は取ろうと考えています。
資格を取得する上での目標を自分で定めていますが、資格を多く取得できれば、出来る仕事が増えるので、さらに仕事のやりがいを感じられると思います。
最後に、これから髙下さんが目指したいビジョンや目標をお聞きしました。
髙下さん 今はサポートとして現場に入っていますが、様々な建物に携わりながら、自分一人で現場を見れるようになることが今後の目標です。
終わった後の達成感や施主さんとのお話の中で建築の仕事にやりがいを感じ、自分が関わった建物が残り続けるのが嬉しいので、私は建築部でずっとやっていきたいと思っています。
そして、自分の目標である「自分の家を設計すること」を達成するためにも、まずは2級建築士を取得できるように頑張ります。
取材:一般社団法人 豊かな暮らしラボラトリー
文責:益田市人口拡大課