UIターン者サポート宣言企業 株式会社 益田タクシー
社員紹介 塚本 直樹さん

益田出身で益田工業高校（現：益田翔陽高校）出身の塚本 直樹さん。
社会に出て働きたいという思いから高校卒業後に就職を決めた塚本さんに、現在働いている 株式会社益田タクシーでのお仕事や仕事外で楽しんでいることについてお話しいただきました。

塚本さん　高校卒業後、私は就職を選びました。当初は、県外就職する予定だったのですが実力がなく、思い描いていた人生は送れていませんでした。
就職を選んだ理由は、高卒という資格・肩書きを得てから社会で働きたいと思っていたからです。今の時代は高卒でも厳しく、大学を出ていないと厳しい時代かと思いますが、大学まで出るのは自分の中で難しかったですね。

幼少期の原体験が仕事に影響を与えた

塚本さんは高校卒業後すぐに益田タクシーに就職したわけではなく、いくつかの会社でキャリアを積んでいたそうです。

塚本さん　幼少期にどこかへ連れて行ってくれる家庭ではなかったので、色々なところへ行ってみたいという思いがあり、物流に興味を持ちました。そして、最初の就職先に浜田の運送会社を選び、4社ほど経験をした後に2018年の8月採用で益田タクシーに入社しました。
現在の仕事は、通常のタクシー業務を中心に都会のUber Eatsに類似したサービスである「まごの手タクシー」もやっています。

無事に一日が終わることを大事に

タクシー運転手はお客さんの状況によって仕事の忙しさが変動する仕事ですが、仕事をしている上でのやりがいや苦労、さらには今の働き方はどうなっているのでしょうか。

塚本さん　現在はコロナウイルスの影響で乗客が少ない上に、歩合性で収入が決まるため、収入面に影響が出ているのが苦しいですね。あとはお客さんを待っている間は辛いです。

一方で、やりがいは出勤して退勤するときに事故なく無事に一日終わることができた時に感じます。もちろん、売り上げは大事なのですが、無事に終わることが何よりです。

現在は様々な働き方がありますが、私はコースという交代制の勤務を選んでいます。働く時間は不規則なので、夕方からの勤務日があれば日によっては朝から働く場合もあります。働く時間に関しては、常務と相談をして働き方を選ぶことができますが、私は朝も昼も夜もやりますし、会社の無線室から無線を使って運転手に指示を出す場所で配車の仕事も行っています。

時間を大切することの大切さ

タクシー運転手として仕事に励む中で仕事以外の楽しみを見つけているという塚本さん。仕事外での楽しみや取り組んでいることについてお聞きしました。

塚本さん　資格取得を今は頑張っています。特に、タクシーの資格取得を頑張っていて、昨年は運行管理者の資格を2つ取得しました。
タクシーの運転手になってから仕事外に割ける時間が前職よりも少なくなり、仕事の日は睡眠時間が短くなってしまったので、休日にずっと寝てしまうことが多いのですが、資格取得の勉強のために上手に時間を使うように心がけていました。
先輩社員にも自分の時間を大事にするように言われました。時は金なりという言葉があるように、30代も残り3年なので時間を大切に今できることをやっていこうと思います。

他に仕事の時間外では、神社巡りを楽しんでいます。神社のような落ち着く場所が好きだったことがきっかけでパワースポット巡りや御朱印帳集めが好きになりました。

仕事以外に神社巡りや資格取得の勉強をしている塚本さん。
仕事外で行っていることが本業の仕事にどのように活きているのでしょうか。

塚本さん　朝起きて仕事を含めたスケジュールを立てたりといった、自分の中で時間を上手くコントロールすることや時間の使い方に活かせていると感じます。あとは、益田市内でも知らないところが結構あったのですが、神社巡りがきっかけで「何町の何神社がここにある」「この先をいくとこの道がある」といった益田の地理を覚えることができました。

後悔しない生き方を

ここまで仕事や仕事外でのことについてお聞きしましたが、最後に塚本さん自身が大切にしていることや今後挑戦していきたいことをお聞きしました。

塚本さん　私が大切にしているのはやはり時間でしょうね。
「人生とは後悔で出来ている」という言葉がありますが、振り返ったときに「あの時なんでもっと頑張らなかったんだろう」と思わないように、あと何年生きられるか分からないので、時間を大切にしたいです。

これから挑戦したいことは色々とありますが、興味のある資格を取得したり、この職業になってから不規則な生活と運動不足になってしまったので、筋トレやランニングをしていけたらと思います。ちなみに、常務が社内で運動サークルを作ろうと言っていました。全てに共通していますが、自己研鑽をしていくことで自分がなりたい自分になれるように頑張っていきます。

取材：一般社団法人 豊かな暮らしラボラトリー
文責：益田市人口拡大課