2024年3月1日 (金)

地域づくり益田20地区,匹見上

地域住民の想いを知る、世代別ワークショップを開催しました 〜匹見上 清流の郷の取組〜

匹見上地区は、益田市の中心地から約 40 キロ南下した、1000メートル級の山々に囲まれた中国山地の懐に位置しており、標高約270m、県内でも有数の豪雪地を抱える冷涼地です。冷涼な気候を活かしたワサビ栽培が行われていたり、水質日本一ともいわれる高津川に注ぐ清流 匹見川でとれる鮎・ヤマメ・イワナなど川の恵みを活用した食文化が受け継がれています。

そんな匹見上地区で行われている、地域自治組織「匹見上 清流の郷」による取り組みの一つを紹介します。

地域自治組織「匹見上 清流の郷」

令和元年9月の総会を経て設立し、同年10月に益田市から自治組織の認定を受けた地域自治組織「匹見上 清流の郷」は、
① 自然が育む宝を利用しよう ~経済・文化に活かす~
② 住民の暮らしと心の活性化
③ 地域住民の連携により実り豊かで住み続けたくなる安心・安全な地域づくり
上記の3つのテーマを中心に活動をしてきました。

地域住民の声を反映させた「まちづくりプラン」の策定に向けて

「匹見上 清流の郷」では、来年度第2期まちづくりプランを策定することになっており、そのために地域住民の声を聞く取り組みである世代別ワークショップ「カフェSEIRYU」を開催しました。

「カフェSEIRYU」は、
・年代ごとに集う場を設け、同世代の話しやすい空間をつくること
・若い世代から順に開催していくこと
この2つを意識し、それぞれの年代(10~30代、40~60代、60代以上)ごとに1回ずつ、だれでも参加できるまとめの会を1回開催しました。
気軽に参加でき、だれもが発言できる雰囲気づくりを心がけ、普段の生活の中で感じていることなどを話しました。
どの世代も「匹見のこんなところが好き」「これからの匹見はこうなってほしい」「これは残したい」など、積極的に意見を出し合っていました。

参加した地域住民からは「世代の近い人たちが集まって話ができ、楽しかった」「気軽に集まり話をしたりする機会があまりないので、今後もカフェSEIRYUのような場があるとうれしい」といった声も上がっていました。

地域住民の想い

「カフェSEIRYU」を通して、『中山間地域での暮らしをネガティブに捉えている人が少ない』と感じました。
益田市の中心部からは離れている匹見上地区。不便さを感じることはあっても、“不便さを超える魅力”が匹見上地区の暮らしの中にはあるということを、地域住民の地域に対する想いから知ることができました。

今後に向けて

「匹見上清流の郷」では、今回出た意見を活かし、新たなまちづくりプランを策定するだけでなく、それに合わせて、地区住⺠の多くが共感・賛同し、みんなで口ずさめるような、匹見上地区が目指す将来像(ビジョン)を制定する予定です。

文責:益田市連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー

facebook twitter
NEW

2024年3月1日 (金)

益田と関わりたい方,イベント・体験情報益田出身の方

【帰省中の大学生必見!!】ますだで体験できる地元プログラム

同カテゴリーのエントリー

匹見上のエントリー