みなさんこんにちは!僕の名前は三浦快といいます。
僕の出身地は、島根県益田市です。益田東高校を卒業し、今はお隣の山口県の周南公立大学に通っています。大学では、教員免許の取得に向けて勉強をしています。
僕は、大学の夏季休暇中の2週間、益田市にある一般社団法人豊かな暮らしラボラトリーを拠点に、益田市内で活動していました。今回はその2週間で僕が活動したことと、そこから感じたことを書いていきたいと思います。
自分の将来の選択肢を広げたい
僕は、どんな仕事に就くかなど将来について悩んでいました。大学では教員免許取得を目指して勉強していますが、教員だけでなく、様々な選択肢を知りたいと思っていました。そんな時、高校生の頃からイベントなどを通じて知っていたユタラボが頭に浮かびました。ユタラボで働く人々や、そこを通じて知り合った方々には、どこか惹かれる魅力を感じていて、そんな人たちから将来の仕事や生き方に関するヒントが得られるのではないかと期待しました。この思いから、今回はユタラボを拠点に活動することを決めました。
具体的な活動内容としては、ユタラボでは、ユタラボが運営している地域交流スペースのスタッフとして、高校生と最近の悩みや考えていることについて語り合いました。中学校などでALTをしている外国人の方と、日本での暮らしや故郷について交流する機会もあったことも印象に残っています。
また、ユタラボが運営している、地域の大人と中高生が1対1で対話する「対話+」という授業にも、運営として参加しました。
さらに、公民館など地域で行われている行事にも参加しました。豊川地区で月に一回行われる草トークや、鎌手地区のにこにこマーケットに参加し、地域の方と交流することができました。
多くの人と出会い、自分について考えた2週間
印象に残っている活動は、益田東中学校の「対話+」において「人生紙芝居」をしたことです。「人生紙芝居」とは、大人が自分の人生を紙芝居にして中学生に語るものです。6年前、僕も生徒として大人の皆さんと対話をしたり、人生紙芝居を見たりしました。当時は、一人の生徒として参加していたのですが、今回は自分が「大人」の立場で紙芝居をする側になったのがとても不思議な感覚でした。
生徒たちの中には昔から知っている子もいて、昔あんなに小さかった生徒たちがもう中学3年生になっていて、彼らの成長を目の当たりにして、「もうこんなに大きくなったのか」と驚くと同時に嬉しくなりました。
また、僕自身にとって、自分の人生についてここまで深く考え、誰かに語るという経験は初めてでした。準備や内容の構成はかなり大変でしたし、人に何かを言葉で伝えるということがどれだけ難しいか、改めて実感しました。この経験を通じて、自分の人生について深く考える時間が増え、これまでの経験や成長を振り返る貴重な機会となりました。
また、豊川地区で行われている「草トーーク」に参加したことも印象に残っています。地域の方が本当に元気で、大学生である自分との交流を喜んでくれたことが嬉しかったです。地域との関わりでは、小さな気配りや積極的な交流を大切にし、心地よい関係を築いていくことが大切だと感じました。
改めて、益田の魅力に気づくきっかけに
この2週間のインターンを振り返ると、本当に濃い時間でした。スタッフや地域の方、高校生など、さまざまな人と話す機会があり、海や山など、益田市内の様々な場所にも訪れました。
小さい頃は、正直、益田には何もなく、面白くない場所だと思っていました。ですが、今回の活動を通じて、益田がとても魅力的なまちだと感じました。その理由として、自然豊かな環境を活かした活動や、益田の魅力を伝え、作り出している人たちの存在に気づけたことが大きいです。地域に誇りを持ち、熱い思いで地域を支えている人々の姿を見て、僕も必ずこの益田に帰ってきたいという思いが強くなりました。
文責:益田市連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー