タクラミ塾とは?
タクラミ塾は、あなたのオモイをカタチにする実践塾。 地域で活動する先輩や同世代とつながり 小さなチャレンジを繰り返しながら あなたと益田、互いにわくわくが生まれるプロジェクトを考えるワークショップです。
タクラミ塾のポイント3つ
- 「好き」からつくるプロジェクト
タクラミ塾でのプロジェクトつくりは、まず自分自身を知ることからスタートします。
- 出会いと繋がりがたくさん
地域で活動する先輩や、同じオモイを持った仲間と出会い、繋がることができます。
- ユタラボスタッフによるサポート体制
自分で考えたタクラミを実践する際は、ユタラボスタッフもサポートします。
そんなタクラミ塾を今年度は2回実施しました。
⚪︎1回目:2022年8月20日 (sat) 13:00-14:30 オンライン実施
⚪︎2回目:2023年2月3日(fri) 18:30-20:00
1回目となる8月20日は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、Zoomを使用したオンライでの開催を行いました。2回目の2月3日は対面での開催を行いました。
2回実施したタクラミ塾ですが、合計26名の方にご参加いただきました。20代から30代の若い世代の参加者が多く、「自分で何かイベントを企画してみたい」「新しいチャレンジをしてみたい」といった理由で参加してくださる方もいました。
あなたの「やりたい」を後押ししてくれる先輩スピーカー
タクラミ塾では毎回、仕事と家庭以外の時間を使って地域で活動をしているゲスト(先輩スピーカー)を呼んでいます。
先輩スピーカーがどんな活動をしているのか、なんで活動しているのかといった想いに触れることで、参加者たちの内に秘めた想いを呼び起こし、自分でも何かできるかもしれないと一歩を踏み出すきっかけを届けています。
やってみたいというオモイをカタチにする「タクラミ書」
タクラミ塾ではもう一つ大切な要素として、自分のやってみたいという気持ちをそのままにせず、言語化するということをワークショップ形式で行います。
先輩スピーカーの話を聞いて、「自分でもできそう」「何かやってみたい」という気持ちになった参加者に対して、実際に仕事と家庭以外の時間を使ってどんなことをしてみたいか、具体的にどういった流れで進めていくかを考えてもらいます。
「タクラミ書」と名付けられたワークシートを使い、まずはこれまでに好きだったことや趣味などを振り返ってもらいます。そして、何か一つの物事と作り上げていくときに自分がよくする関わり方のタイプを考えてもらいました。
アイデアを出すことが好きな人、誰かのやってみたいという気持ちを応援することが好きな人など、何かしらの活動やイベントを作り上げている際の関わり方は多様で、全員が旗振り役としてリーダーシップをとっていく必要は決してありません。
そうして自分自身の振り返りを行った後は、それらの材料を基にして、どんな活動をしてみたいかを言語化してもらいグループごとに共有してもらいました。
今年度計2回実施をしたタクラミ塾ですが、実際にこのイベントがきっかけとなり、仕事と家庭以外の時間を使って活動を起こした参加者もいます。
一部を抜粋してご紹介します。
チラさんの事例
アメリカ出身のチラさんは、ALTとして益田市内の学校でお仕事されています。そんなチラさんは、仕事以外で自分の得意な英語を活かして何か活動をしてみたいという想いがあり、タクラミ塾に参加されました。
そこで、チラさん自身が好きな料理を通して海外の文化に触れられる機会を作りたいと思い、「Global Kitchen」というイベント名で、英語を学びながら海外の料理を作る企画を考えました。
実際に小学校の家庭科室を借りて、地域の方を対象に、2回実施した「Global Kitchen」。当日は、小学生から大人まで参加してくださり、みなさん英語を学びながら料理を楽しむことができました!チラさん自身もとても楽しく運営することができ、今後も作る料理を変えてながら、イベント企画を続けていきたいそうです。
恩田さんの事例
恩田さんは益田市外から就職の関係で移住をしてきて、仕事と家の往復になってしまっていました。そんな恩田さんが横のつながりづくりのきっかけとして1回目のタクラミ塾に参加されました。
そして、恩田さんは益田市の各地で週末によく開催されるマルシェで自分で作ったもの販売するという企画を考え、その後仲間を集め実際に地域で開催されたマルシェで、自分たちで手作りをしたおにぎりとお稲荷を販売しました。
出店にあたっては、仕事終わりに何度か集まり、おにぎりの種類をどうするか予算をいくらにするかなど話し合いを行なっていました。
マルシェ当日は地域の大人たちや子どもたちが集まりとても賑わっており、恩田さんの出店したおにぎりも完売して、地域の人から「おいしかったよ」と声をかけてもらっている姿が印象的でした。
このように本イベント実施後に、一歩を踏み出し地域で活動する大人が増えています。今後も誰かのオモイをカタチにしていく取り組みを行なっていきます。
文責:連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー