益田市の西側に位置し、日本海に面する高津地区。益田市にゆかりの深い万葉歌人・柿本人麿を祀る高津柿本神社は、益田市を代表する観光スポットのひとつです。人麿に因んで名付けられた県立万葉公園は、緑豊かな広大な敷地にオートキャンプ場や遊具などのレクリエーション設備が備えられ、週末には多くの家族連れが訪れると共に、様々なイベントも開催されるなど、市民が集う憩いの場となっています。海、山、川に囲まれ、「夕陽スポット」として知られる持石海岸や、鮎釣りをする人で賑わう清流高津川など、豊かな自然に恵まれています。教育・医療・金融機関なども揃っていて、近年は国道 191 号沿いに大規模商業施設が集まっています。

今回は、そんな高津地区の地域自治組織「万葉の里 高津未来の会」の取組のひとつをご紹介します。
地域自治組織「万葉の里 高津未来の会」
万葉の里 高津未来の会は、令和3年2月の総会を経て、同年4月に益田市から地域自治組織として認定されました。高津全体の課題を中長期的な視点で捉え、その解決を目指し、住民が安心して暮らせる、住んで良かったと思えるまちづくりに取り組んでいます。
地域の要望に応えて「特殊詐欺防止教室」を再び開催
昨年度、益田翔陽高等学校の生徒が「課題研究※1」という授業の一環として、地域住民を対象に「特殊詐欺防止教室」を実施しました。参加した地域住民からは「ぜひ今後も継続してほしい」といった声が多く寄せられ、高い評価を受けました。
そこで今年度は、万葉の里 高津未来の会が主催となり、連理松センターが調整役となって、益田翔陽高校と連携して生徒の協力を得て、再び教室を開催しました。
第1弾:益田翔陽高校生と連携した、詐欺防止教室とスマホ相談会
第1弾の取組は、益田翔陽高校JRC部※2との連携により、6月に実施されました。今回は「スマホ相談会」も同時に開催し、参加者が気軽にスマホの使い方を質問できる機会を設けました。
参加した高齢者からは、「孫世代の高校生から教えてもらえてうれしかった」「スマホや詐欺のことを気軽に相談できて安心した」といった声が寄せられ、世代間交流を深める機会となりました。また、主催者からも「参加者の中には特殊詐欺と疑われるようなことが起きている方がおり、今回の相談会で気づくことができて、未然に防げたように思う」との感想をいただき、詐欺防止にも貢献したようです。
第2弾:益田翔陽高校生と連携した、防犯啓発活動の実施
9月には、自治会公式LINEの運用をテーマに課題研究を進めている益田翔陽高校の生徒の協力を得て、2回目となる教室を実施しました。開催にあたっては、益田駅前交番にもご協力いただき、特殊詐欺について具体的な事例やクイズを交えながら、分かりやすく学ぶ機会となりました。
地域自治組織が主催となり高校生との活動が生まれたことで、地域の防犯意識の向上と高校生の学びの場を同時に実現する取組となりました。
※1 益田翔陽高校では、それぞれの専門分野で授業を通して見つけた課題や、地域の課題の解決に向けて、個人またはグループで探求学習(課題研究)に取り組んでいます。
※2 JRC部は「地域交流」「地域貢献」を目標に活動しており、連理松センターと連携しながら、子どもとの交流、マルシェへの協力、スマホ相談会など、地域と深く関わる活動を積極的に行っています。
文責:益田市地域振興課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー



