ライフキャリアをデザインできるまち、島根県益田市。
仕事の時間だけではなく、地域、伝統芸能、家庭、趣味の時間など、多様なコミュニティや活躍機会がたくさんあります。
せっかく益田で暮らしているのだから、もっと“地域”で何かやってみたい。
そう思っているみなさんに向けた、地域活動のお試し体験「ミライツクルプログラム」を2024年12月に開催しました。
今回のプログラムの地域活動ミッションは、北仙道地区でおこなわれている「きんさい市」において喫茶店を出店すること。集まった5名の参加者と一緒に、作戦会議や準備、当日の出店、振り返りを実施しました。
この記事では、今回のプログラムの様子をレポートしていきます。
まずは作戦会議!魅力的な出店にするには…?
プログラム1日目の12月7日。
一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー(通称:ユタラボ)が提供する「地域交流スペース」に、5名の参加者が集まりました。
早速、プログラムスタート!初対面同士の方もいましたが、和気あいあいとした雰囲気で始まりました。
まずは自己紹介やボードゲームなど、交流できるアイスブレイクから。
お互いを知って仲良くなれたら、次はミライツクルプログラムのガイダンスです。
益田での余暇時間を楽しむための一つの選択肢として地域活動があることや、実際の活動事例などについて紹介しました。
「地域活動」と聞くとどうしても少し固いイメージを持ってしまいがちですが、このお話を通して、「地域というフィールドで、自分が楽しめることをしたらいいんだ」と思ってもらえたのではないでしょうか。
ガイダンスの中で発表された今回のミッションは、北仙道地区でおこなわれている「きんさい市」において喫茶店を出店すること。
どんなものを出店するのがいいか、どうすればお客さんに楽しんでもらえるか…。早速、作戦会議に入っていきます。
話し合いの結果、出店物のスイーツを担当するチームと、購入者が楽しむための仕掛けをつくるチームに分かれて準備をすることに。お互いの得意なことを生かした役割分担になりました。
どちらのチームも、お客さんが楽しんでくれる様子を想像しながら、楽しく準備を進めていきました。
作戦会議の日だけでなく、当日に向けて自主的に地域交流スペースに集まる姿も。
「きんさい市」でいよいよ出店!
いよいよ、12月14日は、きんさい市の本番です。朝早くから集まって、出店の準備をしていきます。
たくさんの方にお店に来ていただき、用意したケーキは見事に完売!
ただスイーツを売るだけでなく、地域の方とおしゃべりしたり、一緒にゲームで遊んだり。お客さんに楽しんでもらうための工夫が光っていました。
これからどんなことをしてみたい?〜最後の振り返り会〜
出店の後には、1週間の活動を締めくくる場として、振り返り会を実施しました。
実際に出店してみてどうだった?またやるとしたらどんなことをしてみたい?…ワークシートやラベルワークを通じて、チーム全体としての振り返りと、個人としての振り返りを行いました。
参加者からは、「田舎には田舎の人の温もりを感じる交流や、地域の文化を活かした楽しみ方があると実感できた」「いろいろな視点を持つ人と意見を出し合っていくことで、よりよいものができていくなと思った」といった声があがりました。
1週間という短い期間ではありましたが、今回のために集まったとは思えないほど、「チーム」として協力し合うことができ、参加者の方にとってもよい思い出になったようです。今回のプログラムが、益田をもっと好きになり、地域でやってみたいことにチャレンジするきっかけになっていれば嬉しいです。
今後もユタラボでは、益田暮らしをさらに楽しむためのきっかけを届けていけたらと思います。ぜひご参加ください!
文責:益田市連携のまちづくり推進課
文章:一般社団法人豊かな暮らしラボラトリー