今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が、様々な場面で人々の活動を制限し、今もその状況は継続しています。
農林水産課においても、昨年度は「ますだ食と農の基本計画」の策定に併せ、ますだの農産物や加工品、農業関連の情報を市民の皆さんに広く知ってもらうため、「ますだ食と農のフェア」を開催しましたが、今年度においては開催を中止せざるをえませんでした。
ますだ食と農の基本計画について→https://www.city.masuda.lg.jp/soshiki/5/detail-54141.html
コロナ禍の中にあっても何かできることはないか模索する中、益田東高校と社会教育課から「益田のシェフが、東高校の野球部の生徒に対し、一流の技を駆使した本物のカレーを振る舞う活動がある」というお話をいただき、農林水産課として、高校生世代に対し、益田の食材の美味しさや、益田の農業のコト、農業者のコトを知ってもらえるチャンスと捉え、食材供給の部分を任せていただきました。
BONNE-MAMAN-NOBU
trattoria-STAGIONEの特製カレー
益田市で意欲的に農業に取り組んでおられる認定農業者(益田市認定農業者連絡協議会)の協力のもと、ジャガイモ、トマト、ミニトマト、パプリカ、玉ねぎ、お米と、カレーに必要な食材をすべて益田産で準備し、美味しい益田の食材を使用した、益田の一流シェフによる「オール益田の地産地消カレー」が完成しました。
益田産野菜のトッピング 全部乗せ山盛りカレー
美味しい食事の後には、BONNE-MAMAN-NOBUの上田シェフ、trattoria STAGIONEの藤原シェフ、元養護教諭で食に関する取り組みをされておられる三浦さんより、食と農をテーマに、自分の人生、これまでの経験から高校生に伝えたいこと、大切にしていること等をお話しいただく時間があり、高校生も皆熱心に聞き入っていました。
上田シェフ 藤原シェフ 三浦さん
多くの高校生が、卒業後は益田を離れることが多いと思いますが、ますだの食材で作ったカレーを食べながら、ますだの大人と食を通して交流した経験が、高校生の中で何かしらこれからの人生のヒントとなり、また益田の農業に少しでも興味を持ってもらえたのではないかと思います。
文責:農林水産課