「頑張っているから」 ではなく、 「美味しい」で 評価されたい。

現在は40品種程度のブドウを栽培して、直売をしています。ブドウは品種によって、見た目も香りもすべて違いますから、贈答用にも喜ばれる果物です。しかし、ブドウはきちんと手をかけないと腐ってしまうので、とても手間がかかります。天候にも左右され、品種や血統によって世話の仕方も変わります。良い出来の年は嬉しいし、悪い時も自分で抱え込まなければいけませんが、それが直売の良いところでもあります。
毎年のように、新しい品種に挑戦しています。今、さまざまな種類のブドウを扱えるのも、これまでの挑戦の結果です。「田中さんのところに行けば、面白いブドウがある」って言われるのは、選ばれている気がしますから嬉しいです。
田中葡萄園50周年のときに、パンとコンフィチュールのお店を開きました。自分たちが本当に美味しいと思うものを届けていきたいです。「田舎や地方でがんばっているから」ということではなくて、「本当に美味しいものをつくっている」ということで評価してもらえるように家族で頑張り続けていきたいと思います。