地域を明るくする会代表
原田 フジエ
一人じゃ何にもできない。
子どもの頃から聴いていた神楽の太鼓や笛の音。大人になってもそれはずっと忘れられずに残っていました。
23歳の時、四日市から益田に戻ってくることを決めた理由は、親元にいたいということだけではなく、子どもの頃から触れてきた、神楽をはじめとした益田ならではの原風景の体験があったからだと思います。
もともと歴史に興味があって社会の授業も好きだったのですが、土井町に住むようになって、地域にある机崎神社を知ることをきっかけに、益田の歴史や文化にどんどん惹かれていきました。例えば、益田市のように市町村名に中世の武将の名前が残っているのは、全国でも非常に珍しいと聞いています。そういうことも調べ始めたら、もう楽しくて、面白くて。ぜひ、益田のそうした魅力を伝えたいというのが今のボランティアガイドの活動の原動力です。
でも、そんな活動も、一人じゃどうにもならないです。仲間がいるからできることだし、楽しく続けられます。そうしてみんなでやっていく活動の中で、ひとに喜んでもらえると、とても嬉しいです。その顔や様子を見て、私たち自身が元気をもらえるから、続けられています。
私たちみたいな元気なおばちゃんがおるんよ!ということをぜひ見て欲しいです。子どもたちがそんな元気な大人の姿を見て「わたしらもやってみよう!」と思ってくれたら最高ですね。