伸和産業株式会社 専務取締役
篠原 卓己
人間でなければできない仕事なんです。
山仕事をしているなんて、恥ずかしくて言えなかった時代もあったんです。今では誰にもできない仕事をやっているという誇りを持ってやっています。
林業は自然とのやりとりです。同じ山はありませんし、同じことが通用しないこともありますが、それが楽しさ、やりがいでもあります。その現場に合わせて作業をしなければなりませんから、機械化がいくら進んでも人間でなければできないことがたくさんあります。人間が関わらなければやっていけない仕事があることを知ってほしいですね。
従業員の息子から「お父さんの仕事をやりたい」という話を聞いた時は、従業員も仕事に誇りを持ってくれているし、林業の魅力ややりがいが世間に広がってきていると感じて嬉しかったですね。とにかく、子どもたちを含めて色々な人に、林業の業界をもっと知ってほしいと思っています。
今は、会社が100年続いていくことが目標です。その土台づくりを自分ができたらと思って日々過ごしています。