山葵生産農家
宮川 純平・宮川 有衣
匹見に来て8年。 今も、感動の毎日です。
産業体験でワサビ作りなどを学ぶ中で、農業や匹見での暮らしに惹かれ、結婚と同時に広島から匹見に移り住みました。益田の空気は本当にきれいで、空を見上げた時の雲や月や星の美しさに今でも感動する毎日です。食育も、ずいぶん充実しているなあと思います。子どもたちが学校や保育園で野菜づくりなどをできる環境が当たり前にある。農家の方と触れ合う機会が当たり前にある。これは本当に素敵なことだと感じています。
何より魅力的なのは、人間関係のダイレクトさです。私はもともと、人と積極的に関わることをあまりしてこなかったし、そうしなくても生きてこられました。しかし匹見に来て、いろいろな人との関わりの中で、たくさんの人に支えられて生きていることを実感できました。また、自分と意見が同じ人がいれば、違う人もいます。同じ人とだけ接していくのではなく、多様な人と接する中で、自分自身の価値観の幅もずいぶん広がったように思います。
農業については、収穫物を喜んで購入してくれる人が増えてきて嬉しいですが、まだまだたくさんのトライをこの匹見の地で続けていきたいと思っています。