好きで、一生懸命やっていれば、次に繋がる。

匹見とのご縁は、町誌の編纂で関わってからです。1 年の半分は匹見で寝泊まりしながら、2 年間。私は主に生活史の担当で、たくさんの「お宝」を発掘することができました。このまちは、他の地域では薄れてしまった丁寧な暮らしや人の絆など、文化の宝庫です。昔の歴史を辿ると、いきいきとした人々の息遣いが感じられます。その営みにほれ込み、「もっと知りたい」という好奇心が原動力となり、たくさんの感動する出来事にも出合うことができました。
町誌の編纂を終え、匹見にまちづくりコーディネーターとして着任してから、情報発信をはじめ田舎体験やボランティア事業など、交流を軸とした様々な取組を行う中で、一人でも多くの人に「匹見のことを伝えたい」という思いが強まりました。いろいろな人や場に関わる中で、人と匹見をつなぐアイデアが浮かんできて、それを企画していくワクワク感や、一つの企画をみんなでつくりあげていく過程のチーム感が、大好きです。
匹見は、何か取り組んだ時に、目の前の人の笑顔が見えるまちです。それが手応えになり、嬉しくて、次もがんばろうと思えます。