アンダンテ21

佐々木 隆志

知ることは、楽しいこと。

小さい頃から貝が大好きで、小学校2年生ではもう貝集めを始めていました。その好奇心のままに、漁協での仕事に就き、海や川の環境保全の活動にもずいぶん取り組んできました。
たくさんの子どもたちと関わる中でいつも印象に残るのは、川などでの活動の際に、目をキラキラと輝かせる姿です。私は「スイッチが入る瞬間」と言っています。川遊びの楽しさが分かり、自然の中でもまれる体験によって、子どもたちは本能を呼び起こされるような感覚になるのでしょう。大都市にあるテーマパークよりもずっと楽しい場所が、身近にあるんです。
人生を楽しむコツは「これ、何だろう」「もっと知りたい」と、分からないものに対する好奇心をもつことです。私にとっての貝のように、益田には、夢中になったり、ワクワクしたりする「材料」が、たくさんあるんですよ。
今は、高津川と益田川に生息する生き物のデータをデジタル化する活動をしています。いくつになっても、好奇心は尽きません。

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