コミュニティデザイナー

村岡 詩織

私も「益田が好き」と言いたい。 だから、この仕事を選んだのかも。

まちづくりのお手伝いをする仕事をしています。大学でも都市計画の研究をしていました。
私は公園が好きで、高校生の頃は「人間」と「空間」ウォッチングをしていました。最少単位が「公園」、最大単位が「まち」。その頃は、「この街を出ることで私は何に接続するんだろう?」って思っていましたし、当時は、大学のパンフレットに載っている情報が全てでした。だからといって、益田の中途半端さみたいなものも好きになれなかった。今でも、益田の良いところを探そうとしている自分に気づくと、「好きじゃないのかも」って思います。他の街を見たら、すごく良く見えていました。なんでそう思っちゃうんだろう。
社会人になって広島や関西にも住んだけど、身の回りを自分で把握できないことが多すぎることに違和感を覚えました。自分がやっていることの手応えも感じられなかった。だんだんと50万分の1よりも、5万分の1で生きていきたいと思うようになってきた。
そんな私だから、「益田なんて…」って思う人の気持ちもわかるし、そんな風に思ってしまう自分のこともわかんないからこそ、この仕事をしている気もします。益田に生まれてなかったら、この仕事はしていなかった。自分の生まれ育った街に誇りを持てる人たちが増えることをお手伝いできるといいな、そういう人の伴走者になれたらいいな、と思っています。

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