2020年3月27日 (金)

地域づくり,大学連携仕事,働くひと益田20地区,中西

大学生インターンシップ!~山口東京理科大学 岡本さん~

益田市役所産業支援センターでは、大学生を受け入れる企業を応援しています。より大学生がチャレンジしやすい職場環境を作り上げていくためにも、大学生インターンシップの生の声を聴くことが大切です。今回は、2020年3月12日に、石見機械株式会社で大学生インターンシップをしている山口東京理科大学の岡本さんに取材をしてきました。岡本さんの目線から見た、インターンシップと石見機械の魅力を語ります!

はじめまして!山口東京理科大学3年の岡本です。私は今、産業用機械をオーダーメイドで製造している、「石見機械株式会社」で週3日のインターンシップとして活動しています。

―インターンシップを始めたきっかけ―

 私は益田生まれ、益田育ちの、生粋の益田っ子で、子どものころから「将来は地元に帰って働きたいな」と考えていました。そんな私は幼いころからモノづくりの仕事に興味があり、益田翔陽高校・山口東京理科大学で機械工学について専攻しています。
 「いつかは益田に帰って、ものづくりの仕事がしたい!」そんな私が昨年9月に、島根県の企業を見学するバスツアーに参加したところ、サン電子工業さんや大見工業さんなど、魅力的なモノづくりの会社に出会うことができました!

「益田って、魅力的な会社がたくさんあるんだな。でも、どんな仕事なのかは、実際に体験してみないとわからない。」

そこでインターンシップシップにチャレンジすることに決めました。
 でも、どこの会社がいいんだろう?そんな時に、父が石見機械を紹介してくれたんです。調べてみたら、とっても魅力的な会社!すぐさま連絡したら、受け入れてくださったんです。急な連絡なのに本当にうれしかったです。

石見機械 株式会社

―ものづくりって楽しい!

 今回のインターンシップでは、塗装と曲げ加工の体験をさせていただいたほか、主にオーダーメイド機械の図面のデータ作りをさせていただいています。高校と大学で機械の基礎は学んだものの、実践はしたことがなかったので、毎日チャレンジングです。ただ、会社の先輩も丁寧に指導してくださり、困ったら何でも相談できるので全く苦ではありません。仕事が楽しすぎて、本来3日間のインターンシップではありましたが、現在は週3日のアルバイトとして継続させて頂いています。そして、体験していくうちに「もっとチャレンジしたい!」と願うようになったんです。
 仕事のやりがいだけではありません。職場の雰囲気もとってもいいんです。気軽に「どのような思いで働いているのか?」ということを知ることができます。自然と「この人のようになりたい」という人ばかりですね。最近では、先輩方に飲み会に誘っていただきました。
 ただ、現在はインターンシップ。社員の皆さんがやるような、ひとつの機械を一から設計し、自分で溶接し、完成させるといった過程すべてにかかわることはまだできていません。危険な作業もあります。ですが、少し物足りないからこそ、「将来絶対この仕事に就くんだ!」という気分になります。

工場内の作業の様子

―これからインターンシップに取り組む人たちへ―

 最後に、今益田にいないけど、「いつかは地元に帰ってきたいな」と思っているみなさん、益田出身じゃないけど、益田の企業に魅力を感じているみなさん。百聞は一見に如かずです。ぜひインターンシップにチャレンジしてみてください。私はインターンシップを通して、学校では学べないことをたくさん学ぶことができました。今は自信をもって皆さんに、石見機械のインターンシップをお勧めします。
 あと、もう少し、インターンシップの情報サイトがあると、学生さんはもっとチャレンジしやすいんじゃないかなと思っています。僕はたまたま父親の紹介で石見機械を知ることができ運が良かったです。それを運では終わらず、より多くの大学生が機会をつかめるようにコーディネートしてほしいです。ただ、インターンシップを受け入れてくれる市内の企業は多数あると聞いています。インターンシップをしたいと思う方は、益田市の産業支援センターに連絡するといいと思います。

今回岡本さんを受け入れた、石見機械株式会社の熊谷充社長にも、インターンシップを受け入れたきっかけなどを伺いました。

―なぜ大学生インターンシップを受け入れるのか?

 もともと、地元の益田翔陽高校の機械科の学生の短期インターンシップは毎年受け入れていました。ただ大学生を受け入れたのは岡本くんが最初でしたね。会社としては、CSRとしてどんどん若者のチャレンジの場を提供したいし、私個人としても、益田に若者がどんどんUターンしてきてほしいと思っています。積極的に受け入れたいですね。
岡本くんは、高校と大学でしっかりと機械の基礎を学んでいるから、こちらとしても指導するうえで苦労しなかったし、何しろ真面目でいい子です。最初が岡本くんでよかった。
 私自身は、これからうちの会社を担っていく若者には、あいさつといったコミュニケーションの基礎的なところだけではなく、一歩先を読む力を身に着けてほしいです。この人は何を自分に求めているのかを考えたり、この機械が完成時にどのようなイメージになっているのか、そしてそれに至るまでにどのようなプロセスを経ているのか、それを直感だけではなく論理的に考えて行動したりする力は、どんなところでもいかされると思いますよ。

―どんな制度があったらいいのか?

 ただ、現状として、インターンシップの学生を受け入れる仕組みが不十分だと思っています。あと、保険の仕組みがないままでは、インターンに無難な仕事しか任せることができません。下手すると工場現場って命にかかわりますからね。だからこそ、保険料を支援してくれる仕組みやジョブカフェ等もあるが、市の窓口もあると助かります。

 岡本さん、熊谷社長、お忙しい中ありがとうございました!

益田市としても、今後はインターンシップの受け入れに関する情報を記事にし、情報発信を図って参ります。

≪ぜひ、益田市の会社でインターンシップをしてみたい!≫

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という方は、産業支援センター(0856-31-0391)もしくは、連携のまちづくり推進課(0856-31-0173)までご連絡ください。

文責:益田市産業支援センター/連携のまちづくり推進課

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